第四十七章
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「永遠にな。渡」
「うん」
今度は紅に対して告げた言葉だった。彼もそれに応える。
「言ったな。俺は何時でも御前と一緒だとな」
「うん、それはね」
これは彼も聞いていた言葉であった。だからこそ頷くことができたのだ。
「だから父さんは今ここに」
「そうだ。再び闘おう」
そのダークキバの姿で告げた言葉だった。
「ここでな。御前と共に」
「じゃあ父さん、今の僕達の相手は」
「スサノオだったな」
その男紅音也はスサノオに顔を向けて告げてきた。既に相手は階段を全て降り終え彼等の前にその禍々しい姿を見せていた。
「ファンガイアだのレジェンドルガだのの神だったな」
「そうだ。私は神だ」
それを自分自身で言ってみせるのだった。
「ディカステス。君達が私が見極めるかどうか相応しいかを調べそのうえで裁く神だ」
「生憎だが俺は誰かに裁かれるのは嫌いでな」
音也はその両手を悠然と動かしながら紅の横に来て告げてきた。
「かといって裁くのも嫌いだ」
「ではどうするというのだ?」
「そういう奴は殴らないと気が済まない性分でな」
言いながらその気を少しずつ闘うものにさせてきていた。そのうえで我が子に対して告げる。
「では渡、行くぞ」
「うん」
紅は父の今の言葉に頷く。
「二人で。スサノオを倒そう」
「そうか。父と子の二人で私と闘うというのか」
スサノオは横に並び同時に構えを取ってきた彼等を見て楽しそうに言ってきた。
「面白い。二つのファンガイアの鎧と闘うのも一興だ」
「この期に及んで楽しむつもりか」
「そうだ。私は楽しむのが好きだ」
スサノオ、ディカステスは実際に楽しそうに笑っていた。
「闘いもまたな。楽しませてもらう」
「渡、俺はこのまま突っ込む」
「うん」
紅は父のその言葉を受けてまた頷いた。
「じゃあ僕もまた」
「一人で無理なら二人だ」
音也はまた言った。
「そしてだ。親子ならその強さはさらに強くなる」
「親子なら」
「この世で最も強い絆」
彼は言うのだった。
「それは何だ?」
「それは」
「親子だ」
それだと言うのである。
「その親子で向かえば。スサノオであろうが必ず倒せる」
「そうだね。必ずね」
「よし、それがわかればだ」
「うん!」
二人でまた頷き合いそのうえでスサノオに突き進む。こうして悠然と待ち構えているスサノオに対して攻撃を仕掛ける。だが最初の一撃はあえなく受け止められてしまった。
「えっ、今の攻撃を!?」
「受け止めたか!」
「確かに面白い攻撃だ」
スサノオは右手で紅の、左手で音也の攻撃を受け止めていた。まるで何とでもないようにだ。
「しかし私もまたそう簡単にやられるつもりはない」
「今の俺の攻撃を受け止めたか」
「僕の剣を
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