暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
8-8
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 次の日のお昼休みに、璃々のもとに二人の女の子が・・・確か、前に練習を見学に来てくれた子なのだ。何か、話していたかと思ったら、璃々が

「みゅん この二人 入ってくれるってー」と、大きな声でー

「4組の篠崎美鈴(しのざきみすず)です」

境川鈴花(さかいがわりんか)です もう ひとりはお母さんに絶対反対と言われてー」

「そっ そうよね 知らない人からすると危険だものねー」と、私が言うと

「でも ウチ等 まだ 怖いなーって 話しているんです でも、掲示板を見て やってみようよって」

「うん いいの! 最初はみんなそうだものー 慣れるまで無理しないで ねっ 璃々?」

「そうねー そのうち 慣れるわよー」

「実は ウチ等 2組の北川さんに憧れてー だって いつも姿勢が良くってスーっとしていて 廊下歩いていても、男の子達に注目されているのにお構い無しでー この前の競技会の時だって 400m走 息も切らさず澄ました顔で走ってたのって 恰好良いんだものー そのままトップで」

「・・・泉希かぁー ウチも走った組の中ではトップだったんだけど・・も」 まぁ 入ってくれるってんだから、どうでも いいかぁー って思っていた。彼女達は今日から参加してくれることになった。帰った後、璃々が

「まぁ 泉希は良すぎるんよ きれいでー ウチ等から見ても みゅんも霞むネ」と、慰めてくれていた。

 その日は、9人が揃ったのだ。プロップに桜、美玖、フッカーには身体が絞れてきた栞奈、そして、私、泉希、璃々、朝陽という連係プレーの練習で、朝陽の横には美鈴と鈴花が付いて時々交代していた。

 そんな風な練習を1週間ほど続けていると、紅林先生と国守先生が揃って練習に参加してくれて、タックルとかぶつかりの練習をして、スクラムの時も美鈴、璃々、紅林先生で我がチームの相手をしていたのだ。

「なぁ 先生 そろそろ セブンズとかやったら 練習試合でも できるんちゃう?」と、私が言うと

「まだまだ なに言ってるんだ! あのなー こんなんで試合したら ボロボロで・・ それに、きっと怪我をする! あのなー 他のチームの試合を見に行ってみろ 小学生のでもいいよー」

「へっ なぁ ウチ等の実力って 全然 ダメぇー?」

「あぁ ダメ! 試合どころじゃぁないよ 小学生レベルにもいってない! ボール持つと速いけどな 相手も交わせない 前にも進めない ボールを奪われるだろうな」

「そうかぁー そんなレベルなんかぁー」

「そうだよ まだ やり始めて 数か月だろう? ラグビーを舐めるんじゃぁない もっと練習だ!」

「うぅー なんと 冷たい そこに・・愛はあるんかぁー」

 私が逃げようとしていたら、ボールをぶつけられ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ