第四十四章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
りゃ」
「どうするんですか?」
「こうするんだ」
言いながら剣を構えるのだった。
「こうしてね。行けっ!」
叫びながらその構えた両手を前に放り投げた。投げられた剣は凄まじい唸り声をあげ一直線にキングに向かう。
「何っ、剣を投げた!?」
「正気ですか渡さん!」
「今はこれしかないから」
驚く彼等に対して告げるのだった。
「今はね。だからこうしてね」
「何かまた随分と大胆だな」
「っていうか失敗したらどうするんですか?」
「失敗はしないよ」
紅は己が投げた剣を見ていた。剣はキングの放つエネルギー弾の嵐の中を突き抜けながら彼に向かう。
「これはね。絶対にね」
「そこまで言うか。わかったぜ」
「ここは渡さんを信じます」
彼等はそれで納得した。そのうえで行く末を見届ける。彼等の前でいま剣がそのままキングに突き進む。だがキングはそれを見ても避けようともしない。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ