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仮面ライダーキバ 目に見えないつながり
第四十三章
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 それが出ると共に。また登が言った。
「死だ!」
「何っ、俺の身体が!」
 ビュートはアークの巨体を捕らえそのうえで絡め取っていく。ビュートは何と紋章を基点としてそこで折れ曲がっている。登は吊り上げられていくアークに背を向けしゃがみ。自由になっている左手の指でビュートをなぞりそのうえで増幅させた魔皇力を送り込んだのだった。
「これで終わりだ!」
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
 アークの断末魔の声が聞こえその凄まじい衝撃の中で身体を打ち震わさせる。それが終わった時彼はビュートから解き放たれ床に放り出された。そして仰向けに倒れながら人の姿に戻り言うのだった。
「これが人間の力だというのか」
「そうだ。これでよくわかったな」
 立ち上がり彼に身体を向けての言葉であった。
「人間の強さが」
「俺を倒したことは認める」
 しかし彼はこう言うのだった。
「それはな」
「そうか」
「しかしだ」
 だがここでアークはまた言う。
「これで戦いが終わったと思わないことだ」
「スサノオがいるというのだな」
「ふん、わかっているか」
「話はもう聞いている」
 今更、といった感情をはっきりと言葉に出してさえいた。
「既にな。スサノオは何度でも現われるのだな」
「そして俺もまた」
 アーク自身もだと言う。
「スサノオが望む限り何度もな」
「その都度倒してやる」
 登の言葉が変わることはなかった。
「何度でもな」
「その言葉、忘れるな」
最後にこう告げて消えるアークだった。彼も倒れこの部屋での残る闘いは名護とビショップの闘いだけであった。ビショップの力は確かに以前より増しておりそれは名護を押しているようにさえ見えるものであった。
 しかしであった。名護は負けてはいなかった。イクサカリバーを両手に持ちそれでビショップの激しい攻撃を凌ぎ続けていた。
「くっ、まだ粘るか」
「この程度の攻撃なぞ」
 ビショップが放つエネルギー弾を剣で上から断ち切ってみせてからの言葉であった。
「今の俺に通用するものではない」
「そしてここでも私を倒すというのか」
「如何にも」
 この返答に迷いはなかった。
「その通りだ。俺は負けることがない」
「まだ言うか」
 名護の今の言葉に激昂したのかエネルギー弾での攻撃を止めそのうえで襲い掛かる。両手の爪で一気に切り裂かんとする。
 しかしそれも名護の巧みな護りの前に防がれる。両手に持つその剣で彼の攻撃を受け止めてからそのうえで反撃を加えるのだった。
「くっ!」
「貴様の攻撃は見切っている」
 名護はビショップを退けてからまた述べた。
「既にな」
「だからこそ私を倒せるというのか」
「そうだ」
 言いながら剣を構えてきた。
「まずはだ」
「むっ!?」
 構え
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