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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
87話 現実という名のExcuse
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魁と鞠莉は千歌の方を見ると、確かに一筋の涙をこぼしていた……しかしそんな一滴の涙をも見逃さぬ俺に驚嘆する。俺は続ける。


「子どもの心を忘れずに夢に挑み続けるのが人間だ。本来人間のあるべき姿だ。たとえ一つを諦めても絶対に譲れないものがある????俺たちにとって内浦と学校がそれだ。」
「だが私たちにとって再開発も廃校もまた君の言う夢ではないか!!」
「違うな。それは一つの目的を叶えるための手段に過ぎない。手段の目的化……これこそ人間にとって恐ろしいことだ。手段に固執するあまり目的のレベルを下げてしまう………目的のない手段で今まで愛と幸せに満ちていた人々の暮らしを奪うなど話にならん!!」


ハゲメガネは押し黙った?????俺の論には証明がいる。それがトドメ……キメワザだ。


「????議長、スクールアイドルを知る機会として、理事全員で………10日後のラブライブ地区予選に視察することを。」
「「は……?」」
「おぉ!それはいい!!」
「是非見てみたいものだ…!」


皆の声が期待の声に変わり、慌てふためくハゲメガネ。そこに議長の渡辺祖父の声が入る。


「ではそれに視察することで、TOBについての是非を決めることに異議ある方はこの場で起立を。」


ハゲメガネはヘナヘナと倒れ込む…………………



「では、視察について賛成多数で可決する!!」




??????※??????




「「「「???????」」」」


会議を思うがままに動かせた俺……と言っても半分力技だが。これに関しては甘んじてツッコミは受け入れよう。

早速魁から苦情が入る。


「お前……マジで空気読め。」
「それは尤もだが、あの状況で空気読んでたらそれこそ丸め込まれていた????理詰めに対抗するには理詰めの皮を被ったパワーで語るほかねぇ。」
「そうかもしれんが……」
「それに、俺の目的は別にある。」
「え?」
「「!?」」


俺は帰路についていた俺たち4人の後ろを指差す????と、先程俺に恥をかかされたであろうハゲメガネが付けてきていた。それに3人は想定しきれていなかったようで、驚く。

そして腰には……見覚えある奴隷のベルトだー(棒)


「何の用だ!?恨み言なら聞かんぞ!」


俺は左腕で通せんぼして魁の口を止めさせる。


「なるほど……スクールアイドルアンチがたまたまあの場所にいて、サウザーにそいつを与えられたか。俺の思っていた以上に考えの実体が脆いみたいだ。」
「黙れ!アイドル風情が…!」
「で、あの中年理事に金で支援を頼んだか。」
「こうなればお前らを怪我させ…ラブライブへの視察を取り止めさせてやる!!」
「そんなこと……!?!?
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