暁 〜小説投稿サイト〜
人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
85話 神が与えたCHANCE
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そらく彼女がハンバーグが好きだから故の注文だろう。一方で魁はチーズバーガーとコーラを注文しているが、ノートパソコンに向かいっぱなしでコーラにしか手をつけられていない。


「なんかさっきから食ってばっかだな…まぁ、俺食べても断食でもあんま体重変わんねーし。」
「もうちょっとで来るはずなんだけどなぁ……でも、なんで急に会うとか言い出したの?」
「昔調べたことを思い出したんだが????


俺が事情を話そうとすると、魁が突如として会話に割り込んでくる。そして先ほどよりキーボードを叩く音がキツくなっているのがわかる。


「誰が来るか知らんが、俺が来る意味あったのか?こんな所を待ち場所にするからには相当ハイカラな人間っぽいし。明らかに重役とかじゃないだろ。」
「まぁ、そりゃそうだ。重役に突然高校生風情が会ってもらえる訳もねぇからな。」
「俺は見ての通り、株の取引と入学説明会の募集のダブルパンチで忙しいんだ……oh,What the f○○k!」
「いやFワードやめろ。」


Fワードと共にキーボードに台パンする魁。たまに魁や鞠莉とバトロワ(For○○iteとか)するんだが、するたびに一回は台パンかFワードを使ってくる。まぁ、外人も下品な方が多いことで。



そう考え込んでいると??????4人掛けのテーブルの空席が、埋まる。


帽子を被った来訪者は、魁が食べられずに置いていたバーガーを一口食う。


「うーん、この味も好きだけどやっぱり僕はビーフバーガーの方が好きかなぁ。」
「おい誰だよ。俺のチーズバーガー食ってんの、俺まだ食べて???????」


魁はポーズされたかのように、停止する。

帽子を脱ぐ……サラッとした黒髪がちょうど肩までかかり、そしてキリッとしたパープルアイが俺の方を向く。

「久しぶりだね、曜ちゃん!才君!」
「相変わらずお前は飄々としてんな???月。」

そう?????帽子で一瞬美男子に見えたこのボクっ娘は……渡辺月。彼女こそ、このゲームを一気に変える……まさにGAME CHANGERだ。

と、先ほどまで集中していた作業を完全停止させ、動きもポーズされている魁がようやくリスタートする。


「え……ま、曜、この……」
「あ、そうか。魁君は知らなかったっけ?この娘は私の従兄弟の月ちゃん!」
「渡辺月です!ヨーロシク〜!」


改めて説明しよう。この渡辺月は曜の従兄弟であり、俺の幼馴染でもある娘????コイツとは曜を介して知り合ったので、おそらく曜以外のAqoursメンバーの誰もコイツのことは知らない。

余談だが月と曜、どちらも父方のお祖父さんがつけた名前だそうな。この名前の対称性は演出家として秀逸と言わざるを得ない。太陽と月、そしてその名
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