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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
85話 神が与えたCHANCE
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いーだろが。てかみかんにしたらお前に取られるかもしれんしな!」
「え、それって間接キス……」
「????見え見えのハニー感出してんじゃねーよ。」
「え、何今の間。もしかs
「はいはいほっとけ。」


一瞬頬が赤らんだ千歌に、千陽の面影が映ってしまった。しばらく俺は停止したが、その後のやりとりを見てようやくいつものペースに持ってこれた。しかし改めて思うと、いくらご先祖とはいえ似すぎている????これは少し調べる必要がありそうだ。とはいえ、流石に優先事項があるため今すぐにとはいかないが。

ここで千歌が嘆息を漏らす。


「あぁ〜また0か……」
「やっぱり入学となると話が変わってくるのかな…」
「だってPVもあんなに再生されて、ライブ後もあんなに声かけてくれたのに……」
「ダイヤは無名だけどな。」
「いやその下りは要らなかった気がする……」


先ほどの曜の話は的を得ている。このインターネットが普及した社会では、動画のアップによって有名になることは容易いが、同時に浦の星学院に入学することでAqoursのライブを見るために入学とかは魅力がなくなる。特に俺が高品質な動画を提供するせいで、その場にいながらライブ会場にいる感じを再現できてしまっているのも原因と言えよう。


「これで生徒が全然増えなかったらどうしよう…」
「μ'sはこの時期にはもう、廃坑を阻止してたんだよね??」
「え!?そうだっけ!?」
「うん。学校存続がほぼ決まってたらしいよ。」
「差、あるなぁ……」


曜の話に驚きと落胆が隠せない千歌。

正直、これに関しては仕方ないとしか言いようがない。そもそも、廃校の背景が違うのだから。俺たちが直面しているのは統廃合で、これは私企業が経営合理化を図るための策である。一方音ノ木坂学院は都内の国立高校で、廃校は段階的なものに過ぎなかった。

と、ここで水が地に落ちる音と共に果南が話に入ってくる。


「仕方ないんじゃないかな?ここでスクールアイドルをやるってことは、それなりに大変ってこと。」
「それはそうだけど……!」
「うちだって、今日は予約ゼロ。東京みたいにほっといても人が集まる場所じゃないんだよ…ここは。」
「まっ、一理あるな。」


現実はそううまくいかない。

人間は、戦いに勝っても勝負に負けることは本当に多い。実際、サウザーとの戦いこそ俺たちが勝ち続けたりドローに持ち込んではいたが、勝負は負ける時もあった。その最たる物が東京での市街地破壊だ。あの時は稜のゴーストアイコンが、グレートアイを召喚して街を修復してくれたが、そのグレートアイはアイコンが散らばったことで召喚不可能となった。


「でもそれを言い訳にしちゃダメだと思う。」
「千歌……」
「そ
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