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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
82話 復讐のLilith
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よ。」
「世界樹だと…?」
「国木田の和尚さんから聞いたことある…!あらゆる世界に生える、神聖な樹だって!」


世界樹……ユグドラシルという名でよく聞くものだ。おとぎ話ではないのか……


「世界樹はあらゆる時間軸と世界を統べる力を持つ樹…その力を手にすることができれば???全時空を思うがままに転がす力がナムロド様の手に!」
「力って……どういうことだ??!」
「世界樹の種子を成長させるには、この世界に降りてきた異世界の神器が必要……この内浦にその6つの神器が眠ってるのよ。」
「まさか……」


千陽の顔から血の気がひいてゆくと共に、歩実と名乗る彼女はニヤニヤと笑顔が止まらない。


「そ。あなたが神社で見てきた神器を集めるため、ナムロド様はこの街を手中に収めようとしてるのよ???最後の2つを集めるまで…いや、もう最後の1つだったわね。」
「なんだと…!?」
「お前が泊まってた神社にも神器はあったのよ???お前がここに居る……もう奪われるのは明白よ♪」
「そんな???酷いよ。」
「?」


ボソッと発した一言。千陽の自由を脅かされることへの悲しみと怒りの声だ????この雰囲気は千歌がシリアスな展開の際に発する雰囲気によく似ている気がする。


「内浦の人たちは関係ないじゃん!どうしてみんなの幸せを奪うの!?そんなの……おかしいよ!!」
「うるさい!全てはそこにいる伊口才…お前のせいだ!!」
「えぇ…ここで俺に振るのか。」
「お前が…お前が人間ばかり可愛がるせいだ!!お前が私を楽園から追い出したからだ!???全部全部!!お前のせいだ!!!」


俺に対する理解不能な罵詈雑言を言い切った歩実にしばらく……万人が恐怖を感じる静寂が訪れる。この時間はまさにポーズよりも恐ろしい、神の時間だと言い切れる。


「????気は済んだか?」
「え?」


俺は彼女の群青色の頭をガシッと鷲掴みにして、俺の顔がしっかりと見えるように持ってくる。


「貴様の嫉妬なんか知らねぇんだよ??貴様1人のために、何百人という人の命を奪っていいわけがない。俺を直接殺しに来ればいいものを……俺に挑む勇気のない奴が復讐なんて考えるんじゃねぇよ。」
「くっ……うるさい!うるさい!お前のそういうところが本当に大嫌い!!自由を奪われるだけで、その敵を本気で虐殺しようとしてくるエゴイストめ!!」
「なんとでも言え……あと。」
「?」
「貴様は今回の来襲の目的を喋っちまった。もう、お前らの野望が達成することは????ない。」
「ふん……!そんなこと無いわ???目的は必ず達成するわ…たとえどんな邪魔が入ろうともね!!」


歩実はホログラムのように消えていった。




??????現代???
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