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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
79話 邪なるMarduk(太陽)
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「ロード・オブ・クロウ?」
「あぁ、あの黒い翼の連中はそう自らを呼んでいる4人組だ。」
「ここからは僕が話そう。」


俺は共に廃屋に撤退した小原家先祖の小原王太郎にアークについて説明される????そう、おそらく俺はラースフォームの雷によって生じた時空の歪みに飲まれてタイムスリップしてしまった。

実際、黒澤父が話していたアークの事情は大方当たっていた。

補足するならば、アークを作った小原家先祖???フェニキア人でありカナン人である彼らは、その人工知能搭載型巨大戦艦のアークに乗って世界中を旅し、やがてこの内浦を第二の故郷として住むようになった。

以前まで外来の小原家は黒澤家に排斥され、小競り合いや本格的な戦闘もあったが???それぞれ当主であるライダーが自我を持ち始めたアークゼロに殺され、状況が一変する。

そこに世界の救済のため諸国を放浪していたクウガも参戦し、今に至る。

さてそれをもって40代目クウガ(名無し)の話を聞いてゆこう。


「奴らの力は1人1人が僕より遥かに強大な力を秘めている……僕が無茶をしてようやく1人止められる。」
「何……!?」


アルティメットクウガがフルパワーで挑んで1人足止めできる程度とは???


「ロード・オブ・クロウはナムロドに仕える四柱。ちょうど大日如来を中心とした五智如来のようにね。」
「ナムロド……ナムロドとは何者だ?」
「小原家…いや、世界中の神話は1つに繋がっている。その神話に登場する神???全世界で至上神と崇められる邪悪な神だ。」
「王太郎の言う通り、奴は皆の心を支えた太陽の女神 アマテルという存在を肉体を封印した。それを哀れに思った『至高の存在』は彼女の精神の抜けた遺体を転生させ、光の神ルーへと変えた。やがてルーは初代クウガに力と使命を与え、暴虐の神ナムロドの精神と肉体を分離させた????」
「分離……」
「そして精神体となったナムロドは自らの脳を含めた体を、我らの船に祀られた神鏡に宿らせ、小原家に知識とお告げ、時に武器を作り出してくれた????これがアークの正体だ。」


なるほど……呪術的人工知能であるアークの正体は、神の肉体の改良された姿だったのか????ということは、奴に精神性がないのも合点がいく。


「僕はナムロドの野望を阻止するために戦っている。この2人はそれぞれ内浦の地を守るために???利害は一致している故だ。」
「なるほど……では、《《お前》》は何のために?」
「私…?」


俺は話を静観していた、千歌に似た???千陽というシャーマンに問いかける。すると彼女は微笑して、視線を俺に向ける。


「私は石英君と王太郎君たちのために、神様に祈って??声を伝えるだけだから。」
「何をおっしゃい
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