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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
77話 引き換えのUnleash
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し竜介先生戻ろ??


ドサッ


「おい、竜介先生。おい!!」
「覗さん、すぐ病院へ。」
「あぁ……知り合いに連絡する。」


魁の声は竜介には届かず、覗の携帯の音のみ虚しく響いた。



〜〜〜〜〜〜〜


「何がどうしたっていうんだ………」



竜介が眠り、虎太郎と魁がいるこの部屋は特別病室?????いわゆるVIP御用達の病室である。

辺りは既に暗くなってしまっている。


「しかしこんなところに入れてもらえるなんてな……」
「?……普通の病室だろ?」
「うるさい大富豪????ところでその剣は?」


虎太郎は魁の背中に斜めに掛けられたザンバットソードを指差す。


「あぁ…あの遺跡で見つけた剣で、キバットが言うにはザンバットソードって剣らしい。今まで小原家の家長が受け継いできたとかなんとか。」
「ふーん。あの遺跡で……てことは、あの壊れた石像から?」
「多分な。」


そこに無礼に病室の扉を開ける覗が入ってくる………と同時に、少し背の高い艶美で、赤い髪の女性が入ってくる。


「入るわよ。」
「???真姫さん?」
「あら、虎太郎君じゃない。久しぶり♪」


そうこの病院???西木野総合病院である。そしてそこで次期院長となるべく経験を積んでいる彼女こそ西木野真姫である。


「知り合いか、虎太郎?」
「知り合いっていうか……この人は俺の姉さんと同じ元μ'sのメンバーの西木野真姫さんだよ。」
「何!?」
「まぁもう過去の話……と言っても、まだスクールアイドルの協力っぽいことしてるからにはそうもいかないのよね。」
「はぁ……」
「ここで話を長引かせるのは面倒だ。お前達にはやるべきこともあるだろうし………」
「そうね。」


覗の促しに従い、真姫は竜介のメディカルチェックの結果が書かれた書類を病室の机へと出す。魁と虎太郎はそれらに目を通す。


「はっきり言って……健康体ね。むしろ健康すぎて病院に縁もゆかりもないくらいには。」
「じゃあ気絶したのはどういうことだ?」

魁の問いに真姫は淡々と返す。

「強いて言うなら疲労かしら。でも疲労にしては体に異常はないのよね……」
「じゃあとりあえずは問題なし……ってことでいいんだな?」
「えぇ。ただ……」
「ただ?」

真姫の表情から察する不安を虎太郎が問う。

「心音検査で変な音が聞こえたのよね。」
「変な音?」
「それを拡大した音をボイスレコーダーにとってあるから聞いてみなさい。」


そう言ってボイスレコーダーのスイッチを押す?????



聞いた瞬間、まだ聞いていなかった2人の背筋が凍った。





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