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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第168話
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らけ出していたよな〜?」

「なっ!?ま、まさか貴方達、あの時の私達を覗き見していたの……!?――――――じゃなくて、幾ら何でも私はロイドと”そこまで”進んでいないわよ!?」

冷や汗をかきながら問いかけたエリィの問いかけに答えた”ティオ”に続くように”ノエル”は苦笑しながらエリィに指摘し、からかいの表情で呟いた”ランディ”の話を聞いた”エリィ”は驚いた後必死の様子で否定した。



「よし、ミリアム、隠している左手に指輪があるかどうか確認してこい!」

「オッケー!」

「ちょっとっ!?」

するとその時”クロウ”が”ミリアム”に指示をし、それを聞いたエリィが慌てたその時”ミリアム”は素早くエリィの背後へと飛んでエリィの左手を確認し

「並行世界のエリィ、左手に指輪を着けているよ〜!それも薬指に!」

「な、なななななななななっ!?そ、それじゃあロイド先輩とエリィ先輩は本当にクロスベルを解放する前夜に……!」

「ううっ、穴があったら入りたいわ……」

「それは私の台詞よ………というか、並行世界の私はどうしてあの時点でロイドと”そこまで”関係が進んだのよ……」

”ミリアム”の報告を聞いたユウナは顔を真っ赤にして混乱し、二人のエリィはそれぞれ疲れた表情で溜息を吐き

「カオスすぎる状況ですね。」

「その点に関しては私も同意します。」

その様子を見ていた二人のアルティナはそれぞれジト目になって呟いた。



「……ねえ。まさかとは思うけど、”そっちのヨシュアも”ロイド君やリィン君みたいなことにはなっていないわよね?」

「”あたし”の事だから二人の話を聞けばその心配をすると思っていたわ。安心して。幸いな事に”今の所は”、二人みたいなことにはなっていないわ。」

「”僕も”って、どういう意味だよ、エステル………」

「”幸い”とか”今の所は”って、どういう意味だよ、エステル……」

リィン達やロイド達の状況を知り、ふとある事が気になってジト目になった”エステル”の疑問にエステルが答えると二人のヨシュアはそれぞれ疲れた表情でそれぞれのエステルに指摘し

「アハハ〜、”あらゆる意味”でラーちゃんがこの場にいなくて正解だったね〜。」

「もう滅茶苦茶過ぎるだろう……」

「ふえ?い、一体何が……」

ナーディアは呑気そうな様子でそれぞれ混沌としている様子のリィン達とロイド達を見つめて呟き、スウィンは呆れた表情で呟き、更にそこにレボリューションでの用事を終えてレボリューションから出て来た”ティータ”がそれぞれ混沌としている様子のリィン達とロイド達に気づくと首を傾げて不思議そうな表情を浮かべた。


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