第168話
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よ……!」
「うわ〜……何だかエリゼの背後がまるで炎がメラメラ燃えているように見えるね〜。」
「それに今のエリゼからはオレも今まで感じた事のない、凄まじい猛りの”風”を感じるな。」
「クスクス、今のエリゼ先輩は私達ですら今まで見たことがない凄まじい怒りを顕していますわね♪」
「エリゼがあんな今まで見た事ない怒りを顕すのも仕方ないと思うわ。心の中では諦めていたけどそれでもリィンさんの帰還を信じていたのに、並行世界のリィンさんは多くの女性達と”関係”を持ったなんて話を聞かされたら幾らこの世界のリィンさんの事でなくても本気で怒りたくもなるわよ。」
顔を俯かせて笑い声を上げた”エリゼ”は膨大な威圧を纏って、更に目にも見える程の炎を背後にメラメラと燃やしながらリィンを見つめて微笑み、その様子を目にした”リィン”が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中”エリゼ”に微笑まれたリィンが思わずうなり声を上げて後ずさり、エヴリーヌは悲鳴を上げた後その場で蹲って頭を抱えてガタガタと恐怖に震え、”エリゼ”の様子を”ミリアム”は目を丸くし、”ガイウス”は静かな表情で呟き、からかいの表情で呟いた”ミュゼ”にアルフィン皇太女は苦笑しながら推測を口にした。
「うふふ、貴女がそこまで怒る必要はないと思うわよ。――――――だって、”私達の世界のエリゼやエリスも既にご主人様に処女を捧げた上、私達みたいに何度も経験しているもの♪”」
「え。」
そしてベルフェゴールの口から語られた更なる驚愕の事実を聞くと”エリゼ”は呆けた声を出した後石化したかのように固まり
「ちなみに”私は姫様やエリス先輩達と違ってまだ1度しか経験しておりませんが、エリス先輩達もそうですが、姫様も複数回経験されていますわ♪”」
「ミルディーヌ!どさくさに紛れて、わたくしの事まで答えないでよ……!」
「わ、”わたくし”までリィンさんと……!?そ、それも一回どころか複数回も経験しているなんて……!」
「ハッハッハッハッ!という事はもしかしたら、”そちらの私”やセドリックは既に”叔父”になっている可能性もあるという事じゃないか♪」
「笑いごとではないだろうが、この阿呆……!」
「アハハ……世界は違っても兄上は兄上ですね。」
「まあまあまあ……!並行世界の私達に負けない為にも、この後”ミシェラム”の”デルフィニア”に部屋を取って私と”経験”をしませんか、リィン教官♪」
「いい加減アンタは止めい!!それと並行世界のリィン教官!何でそんなふしだら過ぎる人になったんですか……!」
意味あり気な笑みを浮かべて答えたミュゼが口にした驚愕の事実に頬を赤らめて恥ずかしそうな表情を浮かべたアルフィンがミュゼに注意している中アルフ
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