第168話
[7/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
フェゴールがエステルが懸念していた驚愕の事実を口にし、それを聞いた並行世界の面々がそれぞれ石化したかのように固まっている中リィンは諦めた表情で頭を抱えて肩を落とした。
「な、ななななななななな……ッ!?」
「………どうやら私の想定はまだ甘かったようですね、並行世界のリィン教官の不埒さは。」
「クク、そんなヤバすぎる女が並行世界のシュバルツァーのテクにやられたって事はオレ達の世界のシュバルツァーもテクもとんでもないって事にもなるんじゃねぇのか?」
「皆に誤解を招くような事を言うな、アッシュ!そもそも俺は”そちらの俺”と違って、”そういう事”は未経験だ!」
「え、えっと……そもそも貴女は何故、並行世界のリィン君にそんな破廉恥な内容の勝負を仕掛けたんですか?」
我に返った”ユウナ”は顔を真っ赤にして混乱し、”アルティナ”はジト目でリィンを見つめ、可笑しそうに笑いながら呟いた”アッシュ”に”リィン”が慌てた表情で指摘し、”トワ”は頬を赤らめて困った表情でベルフェゴールに訊ねた。
「散歩の時にたまたま目に入ったご主人様に興味を抱いたから、”退屈しのぎのいつもの勝負”を仕掛けただけよ♪」
「た、”単に興味を抱いただけ”って……」
「しかも”退屈しのぎのいつもの勝負”という言い方からして”彼女にとってその勝負方法は日常茶飯事”なんだろうね。」
ベルフェゴールの答えを聞いたその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中”アリサ”はジト目で呟き、”アンゼリカ”は苦笑し
「クスクス、ちなみに異世界――――――ディル=リフィーナでは”人と異種族が契約する方法の一つとして性交渉による契約”があってね。ここまで言えば、レンの言いたい事もわかるでしょう?」
「本当にこの子はもう……どうしてこんな子になったのかしら……」
更に小悪魔な笑みを浮かべたレンが並行世界のリィン達にとって更なる爆弾となる驚愕の事実を口にして問いかけ、レンの行動にプリネは呆れた表情で頭を抱えた。
「ひ、”人と異種族が契約する方法の一つとして性交渉による契約がある”という事は………」
「”並行世界の灰色の騎士が契約している異種族全員は灰色の騎士との肉体関係がある”という事にもなるよねぇ?」
”ノエル”は表情を引き攣らせながらリィンを見つめ、”ワジ”は口元をニヤニヤさせながらリィンを見つめ
「ふ……ふふ……うふふふふふふふ………!並行世界の兄様は私達の世界の兄様ではないと理解してはいますが、幾ら何でもふしだらが過ぎると思うのですが、に・い・さ・ま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!??」
「エ、エリゼ……」
「うっ………」
「ヒィッ!?ガタガタブルブル……!並行世界のエリゼも怒らせたら怖すぎだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ