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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第168話
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”の確認にベルフェゴールが肯定すると”エマ”は驚きの表情で声を上げ、”ケビン”は疲れた表情で呟いた。



「その”七大罪の魔王”とやらは一体何なのだ?」

「”守護騎士”のエセ神父も驚いている様子からして、あの女はそんなにとんでもない存在なのか?」

”エマ”達の反応が気になった”ラウラ”は不思議そうな表情で訊ね、”アガット”は戸惑いの表情で疑問を口にした。

「”七大罪”とはその名の通り、遥か昔に”人”を罪に導く可能性があると神から見做されてきた欲望や感情のことを指す”大罪”の事で、そしてそんな欲望や感情が具現化し、”人”を堕落させる為に”人”の世界に降臨したと言われている存在が古の魔王――――”七大罪の魔王”達じゃ。」

「ちなみに”七大罪”を示す”大罪”とは”傲慢”、”憤怒”、”嫉妬”、”強欲”、”暴食”、”色欲”、そして”怠惰”で、彼女―――ベルフェゴールさんは”怠惰”の欲望や感情が具現化した”魔王”という事になります。」

「それと”七大罪”の魔王達は他の伝承等で出てくる”魔王”達と比べると”格”が圧倒的に上よ。何せ、”大罪”が具現化した存在と伝えられているのだからね。Z組の子達にとってわかりやすい例で言えば『紅き終焉の魔王(エンド・オブ・ヴァーミリオン)ですら絶対に勝てない魔王』と言えば、彼女の凄まじさがわかるでしょう?」

「”影の国”を経験したエステルさん達にわかりやすく説明すれば、”聖典”の悪魔達の中でも圧倒的に”格”が上だったかの二柱の大悪魔――――――”暴虐のロストフルム”や”深淵のアスタルテ”をも”下僕”として使役できる魔王です。」

「何だと!?」

「あ、あの”紅き終焉の魔王(エンド・オブ・ヴァーミリオン)ですら絶対に勝てない魔王”とか非常識過ぎる……」

「”暴虐のロストフルム”に”深淵のアスタルテ”………どちらも、”影の国”で戦った悪魔達の中では”格”が圧倒的に上だった悪魔だったね。」

「はい……ですがそんなとてつもない存在である貴女はどうして、”人”であるリィンさんに仕える事にされたのですか?」

”ローゼリア”と”エマ”の説明の後に答えた”クロチルダ”と”リース”の推測を聞いた”ユーシス”は信じられない表情で声を上げ、”マキアス”は疲れた表情で呟き、真剣な表情で呟いた”ヨシュア”の言葉に頷いた”クローディア王太女”は困惑の表情でベルフェゴールに訊ねた。



「あっ!クローゼ、それ以上は聞かない方がいいわよ……!」

「え……?」

そしてエステルの忠告に”クローディア王太女”が首を傾げたその時

「うふふ、それは勿論私がご主人様に持ちかけた勝負――――――性交渉(セックス)勝負で私を屈服させたからよ♪」

「……………………」

ベル
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