第168話
[4/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
その時、二人のロイドが制止の声を上げ、その様子を見ていたその場にいる全員は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
(並行世界のワジ君、並行世界のロイドさんと実際に恋仲状態になっている後一人の女性の名前も言いかけましたよね?)
(ああ。名前を言いかけようとした時、最初の名前が”リ”って言ってたぞ。)
(”最初の名前がリで、ロイドさんの恋人になる可能性がある女性”と言えば、一人しか思い当たりませんね。)
(そうね……)
”ノエル”は苦笑しながら小声で”ランディ”と会話し、二人の会話を聞いていた”ティオ”とエリィはジト目になって自分同様察しがついた”ノエル”や”ランディ”と共にある人物に視線を向け
(ア、アハハ……でも例え複数の女性達と一緒とはいえ、ロイドさんへの想いを叶える事ができた並行世界の私は羨ましいな……いっそ、私もそうしようかしら?)
”エリィ”達に視線を向けられたある人物――――――”リーシャ”は冷や汗をかいて苦笑しながら並行世界の自分を思い浮かべた。
「ふふっ、ハーレムの件で思い出しましたが、そちらの世界のリィン教官が侍らせている女性達の詳細もまだ伺っていませんでしたわね♪」
「……並行世界の方の兄様?レボリューションからアルセイユUに通信してきたそちらの世界のレンさんの話によると兄様はそちらの世界の”私”やこの世界には存在していない”私”の双子の妹にミルディーヌどころか、姫様まで侍らせた挙句侍らせている女性の数は十数人らしいとの事ですが、その残りの女性達の事についても是非教えて頂けませんか?」
「ブっ!?ちょっ、レン皇女殿下!俺達が魔煌機兵達と戦っている間に並行世界のエリゼ達に一体何を吹き込んだんですか!?」
するとその時ある事を思い出した”ミュゼ”がからかいの表情を浮かべてリィンを見つめ、”エリゼ”は膨大な威圧を纏って微笑みながらリィンを見つめて問いかけ、二人の話を聞いたリィンは思わず噴き出した後慌てた表情でレンに問いかけ、その様子を見ていたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「うふふっ、レンは”息抜き代わりのちょっとした雑談”をしただけよ♪」
「いや、内容が全然”ちょっとした雑談”じゃありませんよ……」
悪びれもなく小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンにツーヤが呆れた表情で指摘し
「私達の世界の兄様が侍らせている女性達の詳細は今挙げた4人を除けばセレーネと兄様が”契約”を交わしている異種族の方達――――――亜人が一人、魔神が一柱、天使が3人、飛天魔族が一人、幽霊が一人、そして女神が一柱です。」
「しかも”更に増える可能性が高い女性”が数人いる状況です。」
「エリゼ!?エリス!?」」
「うふふ、お二人とも、わたくしの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ