トモダチ100人分だよね?(後日談編)
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どなたですか?」
キャロラインさんとアイリーンさんの言動に苦笑いしてた他のメンバーさんの中から、アーノさんが気になりリュカ様に問うた。
「あぁ……僕の奥さんのビアn……ルービス。募集してないのに強引に今日からここの事務員になってくれた美女。よろしくね」
「な、なるほど! で、では我々は“奥様”とお呼びすれば良いですね」
そ、そうか……リュカ様を名前で呼んじゃ駄目なのだから、ビアンカ様も別名で呼ばないといけないんだな。
流石アイリーンさんだ。よく気付く。
「さて……今日は軽めに練習して、夕方には“ニック・ジャガー”さんのお店で賭けの負けを支払うわよ」
「まぁ……勝ったのはキャロちゃん一人だから、負けたウチらへの負担は低いわねぇん」
「何言ってんすかピノパイセン! この賭けは優越感を得るためのモノですよ! いやぁ〜……最高に優越感を感じてますわぁ!」
本当に仲が良いのだろう、キャロラインさんはアイリーンさんの肩に手を置き愉悦に浸っている。
「くぅぅぅぅっ!」
「何だぁ? 僕がどの看板を選ぶかで賭けをしてたの?」
そうだった……リュカ様には言ってないんだった。
「あ、なんかすみません。どうしても私たちのプライドが掛かってまして……勝手な事をしてしまいました」
「いや別に賭けくらいは良いけどさ。喧嘩はしないでよ」
確かに喧嘩なんてされては困ってしまう。
今回の件は僕の実力の無さが最たる原因なのだから、この賭けも僕が責任を負うべきだ。
「あの何でしたら、練習後の食事会と称した賭けの結果は僕に会計を支払わせて貰えませんか? 僕が3つも作ってしまったのが原因ですから」
「お、それが良いじゃん。こいつの実家は凄げー金持ちだから、集っても問題ないと思うよ(笑)」
「それはそれは……でもねルディー君。今回は違うんだなぁ。何度も言うけど優越感を得るために負けた者にはお金を支払わせる事に意味があるのだからね!」
「そ、そうですか……残念です。で、でも是非僕も一緒に食事会に行って良いですか!? 自分の分のお金は当然支払いますからぁ」
「当然問題ないわよぉ! ねぇ皆?」
「えぇ」「問題なし」「一緒に行きましょ」
勝者のキャロラインさんからも、他の方々からも了承を貰い一緒に食事会に行ける事となった。やったね?
「じゃぁ……新しい事務員さんの歓迎会を一緒に行おう。そっちをお前が支払えよ」
なるほど!
それは良い考えだと思う。流石リュカ様だ!
「う、嘘でしょリュカ……いくら何でもこんな子供に集らないでしょ……」
しかしビアンカ様……いや奥様からは疑問の声が。
別に問題ないんですけども?
「いやそうは言うけどさぁ……こいつ凄げー額の仕送りを貰ってるんだぜ
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