トモダチ100人できてきてるよね?
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
(グランバニア城下町:プービル)
ルディーSIDE
「はい、非売品よ」
「ありがとうございますぅ〜〜〜!」
この場で録音したCCを受け取り感動で溶けそうになっている。
録音機器の正式な名称は判らないが、あの機械はミスった部分などをカットして仕上げる事が出来るらしく、演奏後に少し時間がかかっていた。
でも一度演奏してしまえば、その演奏分をマスターとして何個でもCCを複製出来るみたいだ!
そうなると……
何も今回演奏しなくても、以前に録音したマスターから録音出来たのでは無いのだろうか?
う〜ん……詳しくは判らないけど、生演奏を目の前で観たかったし黙っておこうと思います。
「あの……今日の事とこのCC、昨日一緒にコンサートに行った友達に自慢しちゃっても良いですか?」
「それは……構わないけど、CCも際限なく作るわけにもいかないから、その友達が欲しいと言ってきてもルディー君がちゃんと断るのよ。出来る?」
「出来ます! ってか絶対にします! 皆さんに迷惑は掛けません!」
「あと何度も言うけどそれは非売品だし、それで小遣い稼ぎしちゃ駄目よ。お城でピエが説明したけど、マリー法が見張ってるからね」
「その点も大丈夫です! 僕がリュカ様にご迷惑を掛けると、それは直ぐにサラボナのお祖父様への迷惑になりますから! この点だけは芸高校入学に際しての要注意事項ですから!」
そう……お祖父様も僕を送り出してくれるときに言っていた。
『リュカに迷惑を掛けるなよ。仕返しに何をしてくるか判らんからな(笑)』
って!
「それにその友達も今年入学の芸高校音楽科1年生で、MGの科目を習っている奴なんです。だからマリー法とかも直ぐに理解してくれるはずです!」
「え、マジぃ! ダチンコ君は私の彼ピッピの生徒なのぉ? 偶〜然?」
「ええっ!? ピノさんって彼氏居るんですか!? しかも芸高校の講師さんなんですか!? 何でさっき僕に『乳揉む?』とか言うんですかぁ〜……? 期待しちゃったじゃないですかぁ〜……僕モテ期なのかなぁ〜って(涙)」
「ワリーワリー(笑) でも初対面だし、そこまで飛躍しねーと思ったのよねぇ(ケラケラ)」
両手で胸を寄せ挙げ謝ってくる。
これを見せられて更に怒る男は居ない!
「え、ピノちゃんヨクス君と付き合ってんの!?」
「あら、エミヘンちゃんは知らんかったのかい?」
エミヘンさんともお知り合いの方なのかな?
「し、知らなかったわよ。私なんかは、音楽性の違いで一緒に授業を受けてた彼氏と別れち
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ