トモダチ100人できてきてるよね?
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ゃったくらいなんだから! そんな余裕は……」
その男の人はバカだなぁ。こんな美人と別れるなんてぇ!
「うはっ(笑) 寧ろ私は音楽のセンスで気が合っちゃって挟んでやったらフュージョンよぉ!」
「挟んでフュージョンって巨乳自慢すんな!」
良いなぁ! 僕も挟んでフュージョンして欲しい……フュージョンって何だ?
「はいはい、馬鹿話はお終いよ!」
両手をパンパンと叩きながらピノさんとエミヘンさんの遣り取りを諫めるアイリーンさん。
僕は好きですよ、こういう話。
「じゃぁ僕は屋上で作業をさせてもらいますね」
「えぇよろしくねルディー君。もし何か足りない物があったら私に言ってね。社長からお金は預かってるから……」
多分大丈夫だろう。
リュカ様も『そんなに力を入れなくていい』って仰ってたし、今ある材料で最善を尽くす場問題ないはずだ!
寧ろ足りないのは僕の実力だと思う。
こればっかりはお祖父様にお金を出してもらっても支払いきれないだろう。
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……一応出来た。
全っ然自信が無い!
こういうのってお父さんがセンスあって凄く上手いけど、僕にはまだその域にまで到達出来ていないなぁ。
材料は十分すぎるくらいあったから、3つ作ったけど……
どれもイマイチな気がする。
リュカ様は本当にお優しいから怒ったりはしないだろうけど、ガッカリさせたくないなぁ。
最初に作ったのは、音楽事務所と言う事で『GRANVANIA Entertainment Office』の文字に音符とかの音楽記号をあしらった看板だ。
音楽記号とか全然分からないから、これで合ってるのかも分かってない。
次に作ったのは文字にピアノとかギターとかの絵をあしらった看板だ。
ピアノは……まぁ、本物のディテールとが細部まで判るから、それをデフォルメして可愛く描けたけど、他の楽器が分かってないからこれでいいのか……?
MGとMBの違いが分からない。
なので最後に、最悪は及第点だけでも貰えるようにと文字だけの看板を製作した。
プリ・ピーの皆さんの様に可愛らしくもないし、リュカ様の様に格好いいわけでも無い『GRANVANIA Entertainment Office』との文字だけの看板。
こんなセンスの無さで、よく芸高校に合格したものだ!
自己嫌悪で沈み込む思いだよ。
あぁ……ピノさんに挟んでフュージョンして貰いたい……フュージョンって何だろう?
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「……というわけで申し訳ないとは思いましたが、無駄に3つも作ってしまい
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