トモダチ100人できちゃうよね?
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
陛下の……いえ、社長のお心に報いる事が私の全てですから、何卒私の存在を許容ください!」
本当に反省してるんだろうと思う。僕の目の前でアイリーンさんは深々と頭を下げた。
「あらあら……頭を上げて。もう大丈夫よ。貴女が反省していて、このバンドに力を注いでいる事がピエッサからの言葉でも解ってるし、私も社長に感謝してこのプリ・ピーを盛り上げるつもりなんだからぁ……ちょっと自己紹介として喋り過ぎちゃったわね。ごめんなさいねぇ」
如何やら蟠りはもう無い様だ。良かったぁ。
「じゃぁ自己紹介の続きで私ね! 私はプリ・ピーのサックス担当をしてる“キャロライン・リーパー”よ、よろしくね。私は色んな意味で社長に目を付けられていて、今回このバンドに誘われました。私もまだ普段は芸高校に通っているんだけど、アイリーンと同じで4年生だから、問題が起きなければ年度内には卒業ね。ナイトバーでウェイトレスのバイトをしてるわ。そこで陛下に無礼な事を言っちゃったんだけどね。あははははっ(笑)」
「笑い事じゃ無いわよアンタ! 私の本心を言うとあん時の一件で、アンタをメンバーに加える事は反対だったんだからね! でも社長が『楽しそうな娘だし入れたげようよ』って仰ったから……」
確かに明るくて楽しそうな女性だ。凄くフレンドリーって言うのかな?
「ふぅ……そして私はプリ・ピーのヴォーカル兼リーダーの“アイリーン・アウラー”よ」
「改めてよろしくお願いします。因みに僕はこの春よりサラボナから来た芸高校美術科1年生のルディーと申します。び、美人揃いのこの場で少し舞い上がっておりますが、よろしくお願いいたします。仲良くしてください」
「「「よろしく」」」
皆さんから改めて『よろしく』と言われ頭を下げた。
リュカ様の周囲は美人が多いと知っていたが、ここはまさに天国だよ!
「ああ因みに言うまでも無く解ってるんだと思うけど、この会社の社長件プロデューサーはプーサン。確か“プーサン・ホーク”ってフルネームだったわね」
「そうですね。この間入学の挨拶に伺わせてもらったときに、そう仰ってました。何で“ホーク”なのか訊いたんですけど、『別世界に“イーサン・○ーク”って名前のイケメン俳優が居んだよ』って僕には解らない事を言ってました。凄い人ですから色んな世界の事を知っているんですよね、プーサン社長は!」
「そ〜〜〜なのよぉ〜〜〜〜!! 貴方本当に良い子だわぁ! 社長は本っ当に凄いのよぉ〜〜!」
リュカ様の事を褒めたらアイリーンさんのテンションが爆上がりした。
すっごく好きなのが伝わってくる。流石はリュカ様だ……良いなぁ。
「ゴホン……
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ