トモダチ100人できそうだね?
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秀な宰相を置いているわけだし、面倒事は全部アイツにお任せさ」
優秀すぎるのも考えモノだな。
「それに僕は僕でやる事が山積みだよ。何故か外国であるラインハットのアルカパって町の事にも関わっちゃてるからそっちの視察もしなきゃだし、正式にMPを売り出したからPONYの視察もしなきゃだし……」
「なるほど……では社長は今日は事務所には来られないのですね?」
「うん。申し訳ないけど今日は無理かな? だから皆には休んでもらいたかったんだけどね」
でも皆さんは集まっている様子。頑張ってるなぁ、凄い。
「では以前に議題に上がった“事務所名”と“看板”の方に手配は私たちでやってしまっても良いですか?」
事務所名って……ポスターにも書かれている『GEO』だよね。
「ゲ○って呼ぶなよ。それだと意味が変わってくるから(笑)」
僕が気になってポスターを確認しているとリュカ様が笑いながら訂正してきた。略し読みしちゃ駄目らしい。ちゃんと“ジー・イー・オー”と言わなくちゃ。
「看板は業者に頼むのかな?」
「いえ、私の知り合いに宮廷画家が居ますからやらせようかと思ってます。まぁ夕食でも奢ればやるでしょう」
え、わざわざ宮廷画家の人に頼むの!?
「あ、あの……もしご迷惑でなければ僕に描かせてもらえませんか? も、勿論お代なんて頂きません! まだ駆け出しですけど、僕も芸高校で美術科を専攻してますから!」
「え、良いの? 悪いねぇ……じゃぁ頼むよ。事務所ビルの正面口にチョロッと飾る程度の物だから気張らなくて良いよ」
やった! 僕もプリ・ピーの役に立てそうだ!
「あ、でも祖父さんには言うなよ。後で何を要求されっか分かんねーから(笑)」
さ、流石にお祖父様だって何も言わないよ……ねぇ?
(グランバニア城下町:プービル)
グランバニア城の南東の城壁端から歩いて3分。
でもその城壁まで城内の娯楽室から歩いて20分以上……
ほぼほぼ30分くらい使ってやってきたGEOの事務所。
ここの入り口の所に看板を掛けるんだな。
材料はすでに用意されていて、ビルの屋上に置いてあるらしい。
作業もそこでやっちゃおう。
アイリーンさんに導かれてビル内に入る。
本当に他のメンバーさんが来ているのかな?
内部は静まりかえってるけど。
「こっちよ。多分皆2階で練習してるはずだから」
そう言って入って直ぐの階段を上がっていくアイリーンさん。
少し短めのスカートから見える白く美しい足に目が行ってしまう(照)
2階に上がり角を曲がる
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