トモダチ100人できるもんかな?
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しましました」
ほっとくとリュカ様とマリーちゃんが喧嘩をしそうだから話題を音楽に持って行く。
「そうだろ? 一応選曲も考えたんだぜ」
「へー流石ですね。名プロデューサともなるとそこまで考えるんですね」
僕はリュカ様の言葉に、少しおべっかが過ぎるかなと思いながらも答える。
「うん。ほらさぁ……一応会場が城内カフェだろ? やっぱりさぁメイドと軍人が多いんだよね。だからどっちも夢を持って前向きに頑張ってると思ってデビュー曲は『どんなときも。』にしたんだ。何か勇気がわいてくる良い曲だからね」
「良い曲でしたわぁ社長。私ステージで歌ってたから分かりますけど、ピエは感涙を流してました」
言われてピエッサさんの方を見たら恥ずかしそうに照れていた。
可愛いです。
「2曲目の『男の美学』は完全に男性軍人をターゲットにした曲だ。男臭い格好良さ全開の歌だね。まぁあんな格好いい生き方が出来ている男が何人居るものかな?」
「なるほどなぁ皆さん、この曲のような格好いい男を目指して生きるって事ですかん?」
僕には出来そうに無いが、僕の言葉に皆さん苦笑い。
「3曲目の『なごり雪』ですけども、この曲はメイド連中……だけじゃぁなく、上京してきた女性軍人の目からも涙が零れておりましたわ。凄く切なく綺麗な歌ですわ!」
アイリーンさんはこの歌が気に入っているらしく瞳を輝かせて説明してくれた。普段は大人っぽいお姉さんだがこういうときに無邪気さを見せてくれる。
「4曲目の『酒と涙と男と女』は少し今回の選曲中じゃテイストが効かされた感じかな? 大人になると酒が無いとやってられない事もあるんだ……そんな哀愁を歌ってほしかった。勿論完璧にアイリーンちゃんは歌いきってるけどね!」
「分かります。僕はまだお酒を飲みませんが、何だか哀愁みたいなものは感じました! アイリーンさんの歌唱力のおかげだと思います!」
何故か思わず鼻息を荒くして力説してしまった(照)
「やだぁ可愛い! なにこの子ぉ……素直で可愛いんですけど社長!」
「まぁまぁ落ち着いてアイリーンちゃん。そいつの祖父はハゲマンだから……」
うぅ……お祖父様は“ハゲ”てますけどもいい人ですよ。
「んで『残酷な天使のテーゼ』なのね5曲目が!」
大人しくリュカ様の選曲理由などを聞いていたマリーちゃんが、また苛つきながら発言してきた。
もういい加減に諦めれば良いのに。
「何度も言わせんな。あの曲はお前には歌わせない。プリ・ピーの曲になった、この世界では!」
「腹立つぅ〜……あんなにノリノリの曲なのにぃ!!!」
あぁ……またマリーちゃんの顔が険悪になってきた。
「そ、そういえば……今回のCCには入ってないで
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