トモダチ100人できるもんかな?
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、ごめんなさい! もう言いませんから説教はやめて!」
さすがのお父さんも説教を始めてしまい、聞きたくないマリーちゃんは慌てて謝り回避する。
リュカ様もちゃんとお父さんをやってるんだなぁ……
「……ふうっ、まぁいい。ところで何、今から昨日のコンサートの曲を聴くのかな?」
「あ、はい。マリーちゃんが2曲目の『男の美学』を知らないって言うから……」
僕は魔道結晶改めコンパクト・クリスタルをMPにセットしながら答える。
「良いね。僕もまた聴きたいからここで音楽鑑賞をしようか。この世界初の音楽プレイヤーだけど、元の世界の元の時代に持ち込んでも通用する音質だから、僕も鼻が高いんだよ。このプリ・ピーの音楽性も高いし?」
“元の世界”とか“元の時代”がよく分からないが、リュカ様はMPもプリ・ピーも気に入ってらっしゃる様子だ。
アイリーンさんはリュカ様から褒められて嬉しそうだ。
それを見てるピエッサさんは羨ましそうにしてる。
なんか二人とも可愛いな……そんな失礼な事を考えながら僕はコンパクト・クリスタルを再生した。
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「てめー、結局『男の美学』ってアニソンじゃねーか!? ありゃぁ『ルパン三世○テーマ』だぞ!」
「でもそのタイトルだと『“ルパ○三世”って誰?』ってなるじゃん」
なりますね。“三世”と付いているから人名だとは分かりますが……
「ピエッサちゃんに見せてもらってたお前の鼻歌から興した楽譜にもこの曲は無かったから、使ったって問題ないだろう! マリー法は早い者勝ちだぞ」
「わ、私だってウルフに歌詞を見せたんだけど、やっぱりあいつも『“ル○ン三世”って誰?』ってなって……ムカつく!」
「全部他人任せにするから出遅れるんだ(笑)」
「それと! 『残酷な天使のテーゼ』は私の領分でしょ! 盗むんじゃ無いわよ!!」
さっき言われてたのにな。盗んでないって……
「ふざけるな! お前はこの歌を使って僕の愛息子を馬鹿にしただろう! あれは許せん。だから絶対にお前には歌わせたくなかったんだ! あの歌はこの世界ではもうプリ・ピーの歌。つまりアイリーンのちゃんの歌だ」
「何よぉ愛娘が歌った替え歌だって良かったわよぅ!」
「良いわけねーだろ! 僕は一人息子が大事なんだよ。大体領分なんて無い! ちゃんと練習して歌いきれる様になった者からの早い者順だ!」
リュカ様からのティミー殿下への愛を感じる。
「で、でも全部素晴らしい曲でしたよ! 僕は音楽には詳しくないのだけども、それでも感動して
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