トモダチ100人できそうかな?
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ごく良い曲だったよ。
「許せないのは5曲目よ! 何で『残酷な天使のテーゼ』を歌ってんのよ!? あれはアニソンよ! 私の領分じゃん!!」
「何で貴女の領分になるのか解らないけどプーサン社長が作り、プーサン社長が発表したのだから社長の領分よ」
「何言ってんの? もっと以前に私は作ってあったもん! ねぇピエちゃん、結構前に楽譜は作ってあったし、ピエちゃんは練習してたわよね!」
「それはそうだけど……社長の方が先に発表したし……」
「私の方が先だもん! 以前に『残念な天空の勇者』って替え歌で城内に発表したもん!」
「アンタはやっぱり馬鹿娘ね」
マリーちゃんのヒステリックな声に対して、冷静に言い放つアイリーンさん。格好いいし色っぽい。
「社長はね、ちゃんとマリー法を通してあるのよ」
「うぐっ……マ、マリー法!」
マリー法って何?
「あ、ルディー君はマリー法を知らないわね。簡単に言うとね……」
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「……ってワケ。なんと発案者はマリーちゃんなの。だからマリーちゃんの名を冠してるのよ。凄いのよぉ」
「そうよ、アンタの名前の法律で守られてるの。アンタがギャアギャア言ってこの法律の存在を否定しないでよ! アンタが著作権とかを守ろうって言い出したんだからね!」
「ぐぎぎぎぎっ!!!」
ピエッサさんの説明とアイリーンさんからの言葉に、なんかマリーちゃんが凄く悔しそうに唸ってる。基本的に我が儘なんだなぁ……
少し話の流れを変えた方が良いな。
「そ、そういえば全部良い曲ですよね。マリーちゃんは知らないみたいですし、僕丁度魔道結晶を持ってますし、そこにあるMPで再生しましょうよ2曲目の『男の美学』を」
「何よMPって?」
「え! 知らないの? 新興企業PONY公社で発売された、音声再生機器だよ」
普通にニュースになってると思うけど。
「アンタ新聞も読まないの? リューナさんが社長に就任して魔道機械を開発・製造・販売する会社よ」
「何、リューナが!? じゃぁやっぱりあの親父が絡んでるじゃん! 何で私には教えてくれないのよ!!」
性格が問題じゃにかな?
「よく見たらここにロゴマークが描かれてる。PONYとか言うから絶対ソ○ーのパクりだと思ったのに、マークはビ○ター犬のパクりじゃん!」
この部屋の端(そんなに端っこじゃない)に置いてあるMPに近寄り何やら解らない事を言っている。
「まぁいいや。兎も角聴かせなさいよ! 私は使い方が分からないんだから」
それはそうだろうけど何でこの娘は偉そうなんだ?
お姫様だからか
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