暁 〜小説投稿サイト〜
人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
75話 隠されたORIGIN of IDOL
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が竜介の頭をポンポン叩いて、馬鹿にして押さえ込む。そして覗に話を続けさせる。


「つまるところ……スクールアイドルは人々の心を穏やかにし、英気を養い、《《善意を与える》》。そしてその力は人々の悪意を吸収するナムロドが最も忌み嫌うものということだ。そしてその善意を集める力をお前たちAqoursが持っているということだ????そのように、なるべくしてなったのさ。」
「でも、それって戦国時代の話だろ?それがスクールアイドルの原型になったなら、それを体系化した人間がいるはずだ…………」
「いいところつくじゃないか、魁。」
「やっぱり俺たちと関係ある人間なのか?」
「あぁ。この石板に描かれた神代文字の知識を引き継いだ人物……それこそ、深天大地。稜の育て親だ。」
「そうか……覗さんと稜のお父さんが繋がりがあったのなら、稜と知り合いなのも筋か通る。」


次々に溢れる真実????いや、ここまで豊富ならば理解に時間がかかろう。だがしかし、これはいずれ対応しなければならないことである。

魁はさらに深掘って、質問を続ける。


「ならゴーストドライバーとスペクターアイコンを製造したのも………」
「あぁ。深天さんだ。そして稜の面倒を任せたのも。」
「じゃあ……稜の父親が誰に殺されたのかは????」
「!!!」


竜介が空気感を一気に変える。そう、この疑問こそ稜を生死不明に追いやった間接的な理由だ。理論は不明であるが、才が犯人に仕立て上げられてしまい、その疑問が沸騰した。

覗は尚も、飄々とした雰囲気で答える。


「無論、知っている。」
「だったら何で稜に教えてやらなかったんだよ!?それを知ってればアイツは………!!」


覗の襟を竜介が掴み、一触即発。特に1世代上の人間同士が睨み合うとその恐怖は増す。

だがそんな状態であっても冷静さを失わない………いや、このような状況を幾度となく経験してきたが故の、冷酷とも取れる。

覗は襟を掴んだ手を引き剥がし、竜介の怪力を制す柔軟さで、足を地面につかせる。そして語気を強めて言う。


「甘ったれたこと言ってんじゃねぇ……!稜に真犯人を教えたところでどうなる?奴はそれを始末しにいくだろう。だが、現時点で犯人を倒すのは力量的に不可能だ。挑んでも勝ち目のない黒幕を教えたところで稜は無謀な戦いを挑むだろう。それを理解しろ!!」
「ぐっ………」
「しかし???オレはお前を解せないな、竜介。」
「あぁ?」

突然の話題変換に驚く竜介及びその2人。

「Aqours☆HEROESとやらは、強者揃いだ。しかしそれら全てがオーマジオウや『ルー』もしくは『アーク』に起因する。だがお前は別だ。それらのどれでもなければ、戸籍を見る限りは別次元から迷い込んだわけでもない
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