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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
74話 Fool Emotion
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ている。ここから心理というものは容易く察知できる。


「梨子ちゃんが入って、そして2人で曲を作って、そして気づいたらみんなが一緒にいた??????それで……思ったの。千歌ちゃん、本当は私といるのは気まずいのかなって。私と一緒にいるのは嫌だったのかなぁって。」
「WHY?」


聞き返す鞠莉。ルー語もどきにもこの場ではシリアスに答える。少し俯いているゆえに正確でないが、曜の、スカイブルーの目が潤んでいるように見受けられた。


「私、全然そんなことないんだけど、なんか要領いいって思われちゃってて。そういう娘と一緒にってやりにくいのかなぁって………」


もっと早く気づいていれば解決は早かったかもしれない。

たらればを言っても仕方ないが、やはりライダーとしての戦いに熱中しすぎていた。いわば1つのゲームに夢中になるあまり、一方が疎かとなってしまった。

曜の幼馴染として……Aqoursのグランドマスターとしての使命。


そう何かしようとした矢先、既に鞠莉は曜のやわらかほっぺをいじくり回してその考えの愚かさを表現していた。


「なーに勝手に決めつけてるんデスカ?」
「だってぇ〜」


うりゃうりゃとさらに曜のほっぺを弄くる。そして離したと共に、俺の掛かっている窓の方へと一歩、二歩。


「曜はちかっちのこと大好きなんでしょう?だったら、本音でぶつかった方がいいよ。」
「……………!」
「《《私たちの力じゃ》》取り返しの付かなくなる前に………ね?」
「鞠莉ちゃん………」
「???????同感だ。」


曜はストレートにそれを受け取っただろう。過去あった小原家vs黒澤家しいてはその抗争についてだろう。ちとおおそれている気がするが。

だが、鞠莉の言葉には明らかに《《裏の意味》》??????恐らくは生死不明に陥っている稜の件について不満を遠回しに述べている。


目は口ほどに物を言う………言葉通りに取れば良い。


《《さてこの問題へと話を戻そう》》。


「??????曜、お前は要領いいぜ。」
「才君……?」
「上辺だけはな?????お前は、ずっと遠慮して…折り合いをつけ…本音を隠し続けてきたんだ。」
「うっ……それは????」
「でもAqoursは我慢だけじゃ進めない????千歌のためにも、お前のためにも我を出してみろ。」
「あぁ………うう?????」



曜の困惑……おかしな感情が、空間を包む。




???????※????????




黄昏時………太陽は夕暮れを見せてくれる。


邪悪さを予感させながら。


ホテルオハラのある淡島……その頂点、いやその正体を隠匿するように木々や坂道が御神体への道を阻む
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