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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
74話 Fool Emotion
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あり、普段は沼津市民の憩いの地として利用されている。
「千歌ちゃんと?」
「hi!上手くいってなかったでしょ〜?」
「あぁ………それなら大丈夫。あの後うまく練習してうまくいったから!」
「いいえ。ダンスのことではアリマセーン。」
「え?」
鞠莉の否定に内心ドキッとする曜。突かれたくないという思いが滲み出てしまう。だが鞠莉はその心とは裏腹に物事を進められる。
「シンプルソードに、ちかっちと梨子のコンビネーションにちょっぴり嫉妬ファイア〜〜〜が燃え上がってたんじゃないの?」
「し、嫉妬!?まさかそんな事………」
煮え切らない曜の回答に少し不満げな鞠莉は、その餅のように伸びる柔らかいほっぺを両側につねる。当然痛い。
「こーら。ぶっちゃけトーク!する場ですよ?」
「鞠莉ちゃん………」
「あと………来てるんでしょ?????才っち。」
「え?」
あぁ………やっぱりバレるか???????観念した《《俺》》は展望橋の端から2人のいる中央へと姿を表す。
「ちかっちの要領で、『っち』をつけんじゃねーよ。」
「才君!?どうしているの!?!?」
「コンビニで現地解散した時に付けて来てたんでしょ?」
「まぁ、そんなところだな。」
「このストーカー男w」
「曜の胸を揉んで果南と比べる女に言われたくないな。てかシンプルソードって何だ。」
「ここにいる3人同じく変人ってことにしときましょ。」
「私もなの……?」
この3人の特徴といえば、全員の血液型がAB型で、才能に恵まれている点か。その内訳として3人とも文武両道でどちらも一級品、そして社会的なステータスが高い。
いい意味で普通怪獣ちかちーとは対照であるし、もし千歌の『普通さ』が最善とするならば、天才とは限りなく『異端者』である。
異端者?????誰にも理解されぬ人間。
自身の《《置かれた世界》》に皮肉るように展望回廊の窓にもたれかかる。
「で、どうなんだ?」
「え?」
「どーせお前のことだ。千歌にも梨子にも話せねーだろ。だったらせめて第三者の俺たちに話せ。」
「あぁ………やっぱり、才君にはお見通しか。」
曜は観念したようにため息を吐き、展望回廊の中央に置かれたベンチに鞠莉の隣に座る。ちょうど夕日に沈む太陽による、俺の一際大きな影を自身の瞳を保護するかのように。
「私ね……昔から千歌ちゃんと一緒に何かしたい、何かに熱中したいなぁって思ってんだけど、でもそのうち中学生になって………」
「だから千歌ちゃんがスクールアイドルに誘ってくれた時は嬉しくて、これでやっと一緒にできる!って思ってたけど………でも、」
曜の足の上に置かれた手は右手を包み込むように握られ
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