第三十七章
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の俺にはな」
「おいおい、俺を甘く見るんじゃねえぜ!」
「僕だって!」
キバットもタツロットも彼に即座に言い返してきた。
「渡と一緒ならな!何処のどいつにだってな!」
「例えスサノオにも!」
「勝てるというのか。戯言を」
その蝙蝠の姿での言葉だった。禍々しい声だった。
「ではその戯言。今ここで消してくれよう」
「消えるのは貴方だ!」
紅は言いながら剣を構えたまま突進をはじめた。
「ここで。倒す!」
「死ね」
キングはここでは一言で彼に言い返した。
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