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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
73話 無茶振りPeople
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寂が周りを包み、みんなが息を呑む中で俺の口は少し斜めに吊り上がる。
「このアドバンテージを生かさない手はない。」
「つまり!………どういうこと?」
「梨子にはピアノ伴奏をしてもらう。」
「え?」
「ライブ会場でその曲を弾いてもらう。もちろんライブ衣装でな。」
「ええええ!!!そんなのゼッタイ無理よ!!」
梨子の驚きと強い拒絶感が遠慮を伴って、俺の耳に突き刺さる。だが俺はあいにくムテキなので意味がない。
「いーや!!お前にはやってもらう!!せっかくのスランプ脱出にはちょうどいい舞台とは思わないか?」
「そうだけど………」
「お前のピアノの実力はピアノの実力者が決めるのか?それを決めるのはお前自身じゃないのか!?スクールアイドルもピアノも、人の心を動かして、輝かせるんだよ。」
「才君………わかった。私やってみる!!」
「ライブ会場にピアノ持ち込むは大丈夫ですの……?」
「大丈夫だろ(適当」
ここまで少し流れが良すぎるように感じてしまう。しかし、これ以上の問題があるのだ。だから緩んではいけない。
「さて、もう一つ問題がある。」
「もう一つ?」
「あっ、梨子ちゃんがピアノに回るって事は……センターの片割れがいなくなる。」
「そうだ果南。だから早急に代役を立てる必要がある。そこで…………」
俺は代役を務められるであろう人物へ視線を送る。そして俺を見ずとも、皆がある1人に視線で投票する。当の本人はどうしようかと真剣に迷っているようだが…………
「オイ………《《曜》》????」
「ん?」
「「「「「「「「「………………」」」」」」」」」
「え?……ゑ?」
「むん!」
「わ、私!?」
千歌のやる気満タンな目にようやく気付く曜。彼女にとっては意外………しかし俺や他のメンバーにとってはそれしかありえないと思うぐらいだ。
「ということで、曜頼むぞ〜」
「いやいやいや!!私絶対ムリだよ!!ムリムリムリ!!」
「じゃあ、《《やめる》》?」
「うっ………」
「どうなの曜ちゃん?や・め・る?」
「ここぞとばかりに揚げ足を?????」
梨子が苦言を呈す通り、相手の出したボロを自分がイジられてきたネタでイジる????これが俺たち幼馴染のカタチだ(大嘘)!!
????????※????????
興醒めな砂漠へと魁は誘われる。虚無の世界。最果ての場所。力を欲しない、乾ききった無欲な土地。ただ逢魔が時の世界。
そう、魁だけは意外すぎる選択をした。
「変身前の姿を拝むのは初めてかもしれないな………!」
「ハハハ……その余裕があるとは、流石は王の資質を持つ者か。」
「才の祖父……いや、全時空の大覇王
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