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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
70話 過去の話 繋ぐ未来
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しれない。


とにかく出てみないと話は始まらない。


内事を棚に上げて受話器を握る。



「もしもし?」
『あ!!ま、才君!!はぁはぁ..............!』
「曜か。どうしたんだ?そんな息を切らすなんてお前らしくないな。てかこれ公衆電話じゃん。」
『ち、千歌ちゃんと果南ちゃんが.........!!』
「うん。千歌と果南が?」
『ワニに襲われそうなの!』




「???????は?」
『だからワニに襲われそうなの!!!』
「えっと............は?」



話が唐突すぎて困惑状態に陥ってしまう。話の展開もぶっ飛んでいるが、まず1つ。ワニに襲われるというのはどう考えてもおかしすぎるのだ。無論日本にはマチカネワニという種もいたそうだが、現時点でこんなところに生息しているわけがないのだ。

しかしこんな緊迫した曜からして、悪質な嘘というわけではなさそうだ????クソっ.........最悪の状況だな........



「マジなのか.........?」
『お願い.......まさ君.......助けてよ............』



何を言ってるんだ俺???????少女の涙を見過ごして何が男だ。それが幼馴染なら尚更だ!!



「わかった!すぐ行く!!だから果南と千歌に下手に動くなって言っとけ!!!」



俺は受話器を固定電話に叩きつけて、急いで外に出る準備をする。どんなことが起こっているかは掴めない。しかし3人が窮地に晒されている.......このことだけは事実なんだ。


急いでいる俺を察した稜は事情を問いかけてきた。



「どうした?何かあったのか?!」
「千歌と果南が何かに襲われてるらしい!稜も来てくれ!!!」
「なっ......!わかった!!俺も行こう!!」



俺たち2人は走って面に出て、家の主人である俺に反応してガレージから最新の電動自転車を取り出してくれる。俺はジャンプで運転席に乗り込み、荷物置きに稜は乗り込む。



「悪いが飛ばすぜ!!しっかり掴まってろよ!!!」
「言われなくても!!!」



いつもより運転は粗い。そんなことわかってる。でもそんな戯言を散らす猶予はない。


俺はヒーロー。俺は男。嘆く少女たちを守る。


思い出した............俺の大事なモノは今《《この瞬間》》にあるんだ????




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







「うぅ.......果南ちゃ.......!」
「千歌ぁ.......」
「千歌ちゃーん!!果南ちゃーん!!才君が」
「おい!(小声)」



叫びかけていた曜の口を
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