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夢幻水滸伝
第三百二十七話 二州と二人の星の者達その八

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「今回はな」
「そうですか」
「ほなな」
「はい、これからはですね」
「一緒に勢力を治めていこうな」
「そしてアメリカの統一をですね」
「目指すで、まずは西部をな」
 アメリカのというのだ。
「統一するで」
「そうしますか」
「そしてや」 
 そのうえでというのだ。
「近いうちに戦になるで」
「今回は避けられても」
「その時どないするかもな」
「考えていきますか」
「そうしよな」
 こう言うのだった。
「これから」
「そうしますか」
「ほなそういうことでな」
 トウェインはあらためて話した。
「これからは仲間同士や」
「そういうことで」
 オニールも笑顔で応えた、こうしてだった。
 トウェインは二人の星の者を仲間にし二州も手に入れた、こうして彼はアメリカ西部で他の勢力をさらに圧倒する様になった。
 だがそれに喜ばずだ、彼はロサンゼルスで仲間達に話した。
「ほなこれからな」
「いよいよ本格的にですね」 
 ヘミングウェーが応えた。
「スタインベック君達と」
「そや、戦うで」
 こう言うのだった。
「そうするで」
「そうしますね」
「これまではこっちが守ってな」
 そうしてというのだ。
「隙を作らんで見せんでな」
「攻めさせずですね」
「それで収めてきたが」
「これからはですね」
「勢力は今の時点では拡大出来るだけや」
「拡大しましたね」
「そして内政も結構整ってきたし」
 今だ進めている最中だがというのだ。
「そやからな」
「攻めますね」
「そうするで、その準備にな」
「これから入りますね」
「今こっちは百万の軍勢がおるが」
 軍の規模の話もした。
「そのうち六十万程でな」
「攻めますね」
「残りは防衛とや」
 それと、というのだ。
「いざという時のな」
「予備戦力ですね」
「それで置いておいてな」
 そうしてというのだ。
「いざとなったら」
「戦場に送りますね」
「そうする、最新の兵器もな」
「用いますね」
「戦車も航空機もな」 
 そのどちらもというのだ。
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