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夢幻水滸伝
第三百二十七話 二州と二人の星の者達その二

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「そしてな」
「仲間に誘いますか」
「そうするか、そうしたらな」
「こちらの星の人は五人そして州は十四州」
「圧倒的になるさかいな」
「是非ですね」
「二人に声をかけるか」
 こう言うのだった。
「ここは」
「そうさせますか」
「ああ、是非な」
 こう言ってだった。
 トウェインはアイオワのミッチェルそしてミズーリのオニールにそれぞれ自ら自分達の勢力に迎える為に話をすることにした。
 そうして実際に話に行く為に移動の術でウイスコンシン州に移動しそこからまずはアイオワ州のミッチェルのところに行こうとしたが。
 州の境でだ、そのミッチェルがいて彼に言ってきた。
「あたくしはここですよ」
「何や、待ってたんか」
「あたくしも情報を集めてまして」
 グリフォンに乗るトウェインに舞空の術で前に来て言ってきた。
「それで、です」
「わいが来るってか」
「聞いていまして」
 それでというのだ。
「待ってました」
「そやってんな」
「それであたくしとアイオワ州をですね」
「わい等の勢力に加えたいが」
「詳しいお話はです」
 ミッチェルはトウェインに微笑んで応えた。
「然るべき場所でゆっくりと」
「するか」
「そうしましょう」
 こう言うのだった。
「あらためて」
「準備がいいな」
「デモインにええレストランがありまして」
「そこで食いながらか」
「お話をしませんか」
「最初からそのつもりで待ってたか」
「はい、ほな移動の術で」
 これを用いてというのだ。
「デモインに行って」
「そこでやな」
「お話をしましょう」
「ほなな」
 トウェインも微笑んで応えた、そうしてだった。
 トウェインはミッチェルの案内でデモインのレストランに入った、そこでだった。
 ハンバーガー等を食べつつ話に入った、ミッチェルは自分のハンバーガーを食べつつトウェインに笑顔で言った。
「あたくしはもう答えは出ています」
「そうなんか」
「今ここで言ってええですね」
「すぐに言うんやな」
「はい、お願いします」
 これがミッチェルの返事だった。
「一緒にやらせて下さい」
「仲間になってくれるか」
「正直あたくしの限界を感じていました」
 フランヂチキンを食べるトウェインに話した。
「そろそろ」
「そやったんか」
「アイオワ州を統一して治める様になって」 
 そこまで至ってというのだ。
「もうこれ以上はです」
「自分一人ではか」
「無理やろなと思ってました」
 そうだったというのだ。
「実は」
「そやってんな」
「そこにです」
「わいが来たか」
「そうです、まさに渡りに舟でした」
 トウェインに笑顔で話した。
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