第百二十九話 すっきりしてその四
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「これ以上いいことはね」
「ないのね」
「ええ、よかったわ」
愛は微笑んでこうも言った。
「本当にね」
「そう言ってくれるなら」
咲もにこりと笑って応えた。
「私もね」
「いいのね」
「ええ」
そうだというのだ。
「本当に」
「そうよね、それじゃあね」
「今はお風呂入って」
「牛乳もね」
「飲むわ」
こうした話をして二人で風呂に入って二日酔いを徹底的に解消させて身体も頭も洗って奇麗にした。
そしてだ、風呂から上がって服を着てだった。
咲はリビングで牛乳を飲んだ、そのうえで一緒に飲んだ愛に言った。
「いや、かなりね」
「美味しいわよね牛乳」
「もう一杯飲んで」
満面の笑顔で言うのだった。
「水分補給するわ」
「牛乳はどんどん飲まないとね」
「身体にいいから」
「蛋白質とカルシウムの塊だから」
それでというのだ。
「どんどんね」
「飲むことね」
「飲んだら背も高くなって」
そうなってというのだ。
「胸も大きくなってお肌も」
「奇麗になるのね」
「いいこと尽くしだから」
それでというのだ。
「もうね」
「どんどん飲むことね」
「そうよ、それでね」
愛も飲みながら話した、二人共おかわりもしている。
「奇麗にもね」
「なるのね」
「健康になって」
それと共にというのだ。
「そうなるのよ」
「牛乳はそうよね。あと豆乳もいいのよね」
「そうよ」
愛はこちらもよしと答えた。
「豆乳も栄養の塊だから」
「それでよね」
「もうね」
「牛乳と一緒で」
「あったらね」
「どんどん飲んでいいのね」
「何でもね」
愛は牛乳の三杯目を飲みつつ話した、咲も三杯目だ。
「西部ライオンズのキャンプでね」
「豆乳飲んでたの」
「炭酸飲料を禁止して」
そしてというのだ。
「その代わりにね」
「豆乳にしたの」
「そんなお話もあるのよ」
「あそこそんなお話あるの」
「広岡さんの頃ね」
その西武を優勝させた監督である。
「何でも実際は白米禁止じゃなかったらしいけれど」
「それは食べてたの」
「みたいよ、けれどね」
「炭酸飲料禁止で」
「そうだったみたいよ、まあ実際禁止にしてたか」
炭酸飲料はというのだ。
「広岡さんもそこまで厳しくはね」
「なかったの」
「常識の範囲外でね」
「厳しかったの」
「そうだったみたいだしね」
兎角言われている人物だがというのだ。
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