第百二十九話 すっきりしてその二
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「だから昨日スーパー銭湯に行ったことはね」
「よくて」
「今だってね」
「お風呂に入っていいのね」
「お風呂とお酒は百薬の長よ」
こうまで言うのだった。
「気分をすっきりさせてくれるから」
「そうなのね」
「ええ、しかしね」
ここで愛は咲の白い肌を見て言った。
「咲ちゃんお肌奇麗ね」
「そう?」
「スタイルもどんどんよくなってるし」
一緒に服を脱いで風呂に入った時に見たそちらの話もした。
「美人になっていってるわ」
「そうなの」
「ええ、性格もいいから騙されなかったら」
それならというのだ。
「きっとね」
「いい人となの」
「出会えて」
それでというのだ。
「素敵な恋愛をね」
「出来るのね」
「絶対にね」
太鼓判を押した言葉だった。
「そうなるわ」
「そうなのね」
「だからね」
それでというのだ。
「忘れたでしょ」
「今回のことは」
「そうでしょ」
「もうね」
それこそというのだ。
「そうなったわ」
「それじゃあね」
「次の恋愛になのね」
「落ち着いて機会があったら」
その時にというのだ。
「そっちにね」
「行くのね」
「そうしたらいいわ」
「そうなのね」
「そう、それで今はお風呂で」
「すっきりすることね」
「いや、思い切って」
今の様にとだ、愛は身体が次第に熱くなってきていることを感じながらそのうえで咲に言うのだった。
「お風呂に入っていいでしょ」
「入る前まであんなに頭痛くて」
咲もそれはと答えた。
「身体だるかったのに」
「それがね」
「物凄い勢いでね」
「お酒抜けてね」
「すっきりしてきてるわ」
「ここで熱くなって」
そしてというのだ。
「またね」
「冷たいシャワー浴びるのよね」
「それも頭からね」
「それで身体冷やして」
「とことんね、それでね」
そのうえでというのだ。
「その後でね」
「また湯舟に入る」
「これを三回か四回繰り返したら」
「もう大丈夫ね」
「復活してるわよ」
その時はというのだ。
「もうね」
「そうよね」
「だから」
それでというのだ。
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