暁 〜小説投稿サイト〜
イベリス
第百二十九話 すっきりしてその一

[8]前話 [2]次話
                第百二十九話  すっきりして
 身体を軽く洗って熱くした湯舟に入ってだった。
 咲は顔を思いきり顰めさせてだ、一緒に入っている愛に言った。
「うわ、凄くね」
「お酒抜けていってるわね」
「それを実感してるわ」
「私もよ。最初冷たいシャワー浴びて」
 愛は咲に話した。
「身体洗って頭もね」
「洗ったわね」
「それから熱くしてる湯舟に入ったでしょ」
「冷やして熱してね」
「こうしたらね」
「お酒抜けるわね」
「そうよ、それでね」
 愛はその湯舟の中で咲にさらに話した、湯舟のタイマーを見ると時間はまだ朝の五時になったばかりである。
「熱くなったらね」
「また冷たいシャワー浴びて」
「それで冷やして」
 身体をというのだ。
「また湯舟に入るのよ」
「それの繰り返しね」
「これ繰り返したらね」
「二日酔いなんてあっという間ね」
「咲ちゃん相当酷かったでしょ」
 愛は彼女の二日酔いの話をした。
「そうだったでしょ」
「凄くね」
「けれどそんな二日酔いもね」
「こうしてよね」
「お風呂に入ったら」
 そうすればというのだ。
「これでね」
「すっきりするわね」
「そうよ、もう嘘みたいにね」
 それこそというのだ。
「なくなってるわ」
「そうよね」
「だからね」
 それでというのだ。
「今はね」
「あったまることね」
「お風呂でね」
「それじゃあね」
「私もね」
 愛は自分のことも話した。
「結構以上にね」
「二日酔いだったわね」
「ええ、けれどね」
 それがというのだ。
「今現在進行形で」
「すっきりしてきてるのね」
「そうなってきてるわ」
「二日酔いにはお風呂ってことね」
「お風呂が一番よ、サウナなんて」
 こちらの風呂はというと。
「もう一発でね」
「二日酔い解消してくれるわね」
「だからいいのよ、じゃあ今は徹底的にね」
「二日酔い解消して」
「今日もね」
「頑張ればいいのね」
「そうよ、辛い時悲しい時は飲んで」
 そうしてというのだ。
「その前後はね」
「お風呂ね」
「これに尽きるわ、お風呂は最高よ」
 愛はこんなことも言った。
「身体奇麗になるし気分もね」
「すっきりするから」
「こんないいものはね」
「そうはないわね」
「そうよ」
 まさにというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ