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新オズの臆病ライオン
第六幕その一

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                第六幕  空中庭園
 皆で会議の準備をしていきそれは無事に終わりました、それでドロシーは皆に明るい笑顔で言いました。
「これでね」
「うん、後はね」
「参加する人達が来てくれるだけだね」
 かかしと樵が応えました。
「ハイランドとローランドからドウ一世、チック=ザ=チュラブ氏、バラ=ブルーイン氏」
「イックスからはジクシー女王」
「ノーランドからはバド王とお姉さんのフラフ王女」
「メリーランドからは女王三とキャンディマン氏だね」
「皆今向かっている頃ね」
 ドロシーはかかしと樵から参加国と参列者を聞いて言いました。
「そうね」
「うん、時間的にね」
「そんな頃だね」
 かかしと樵も頷きます。
「明後日にもね」
「皆着いてくれるよ」
「そうね、それじゃあ」
 ドロシーは笑顔で言いました。
「皆が来てくれるまでは」
「遊ぼう」 
 ボタンが言ってきました。
「それかお昼寝しよう」
「休憩しながらね」
「うん、お仕事が終わったら遊ぶ」
 ボタンは嬉しそうに言いました。
「そうするものだよね」
「オズの国ではね」
「だからだよね」
「法律で定められているでしょ」
「お仕事が終わったら遊ぶか休む」
「そうしなさいってね。だからね」 
 それでとです、ドロシーはボタンにお話しました。
「皆でね」
「今から遊ぶね」
「そうしましょう」
「それじゃあ空中庭園に行こう」
 トトは尻尾を振って目を輝かせて提案しました。
「そうしよう」
「うん、折角お話聞いたしね」
 腹ペコタイガーはトトの言葉に頷きました。
「それじゃあね」
「そっちに行かないとね」
「どんな場所かこの目で見て」
「そして遊ばないとね」
「そうだね、そこでティータイムなんてのもいいね」
 魔法使いは二匹の言葉に賛成しました。
「それではね」
「ええ、私もいいと思うわ」
 ドロシーも言いました。
「それじゃあね」
「今からだね」
「庭園に行きましょう」
「そうしようね」
「まさにバビロンの空中庭園ですね」 
 神宝は皆のお話を聞いて言いました。
「これは」
「そうだね、ギルガメスさんの神殿だし」
 カルロスも言います。
「そうなるね」
「まさか伝説の空中庭園に行けるなんて」
 恵梨香の言葉はしみじみとしたものでした。
「夢みたいだわ」
「夢というかオズの国だからだね」 
 こう言ったのはジョージでした。
「お伽の国だからね」
「そうしたこともあるということね」
 ナターシャの言葉もしみじみとしたものでした。
「つまりは」
「そうだね、オズの国は外の世界では起こらないことが起こって」
 それでと言う臆病ライオンでした。
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