第三十三章
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「このままね。中に入って」
「そうだね。じゃあ一気に進もう」
紅もまた既に覚悟を決めていた。
「ファンガイアとの最後の戦いにね」
「うん、パパ」
正夫がその次に来た。
「行こう」
こうして彼等はまず門を潜った。そうして広間に入るとそこに恐ろしいまでの数のネオファンガイアとレジェンドルガ達が待ち構えていたのだった。
「ここで僕達を全滅させるつもりみたいだね」
「そうだな」
力がラモンの言葉に頷いた。
「だからこれだけの数が集まっている」
「やっぱりそれしかないね」
ラモンは軽く力を抜いてから述べた。
「じゃあ。やっぱり」
「やるぞ」
「おい」
次狼は二人に顔を向けて声をかけてきた。
「ここでまずだ。やるぞ」
「よし、おいお化け太郎」
モモタロスは紅の懐かしい名前を出してきた。
「ここは俺達に任せろ」
「そうだ。ここは俺達がやらせてもらう」
次狼はまだ変身していなかったがそれでも構えを取ろうとしていた。
「御前等は先に行け」
「先にだね」
「そうだ。丁度俺達の相手もいるしな」
見ればレジェンドルガ達の中にあの者達がいた。メデューサにミイラ男、マンドレイク、それにガーゴイルもいた。その四人もだ。
「やらせてもらう」
「私達もここでね」
「やらせてもらうで」
恵と襟立もここで立ち止まった。
「だからね。名護君達は」
「先に行ってくれや」
「済まない。それではだ」
名護はイクサに変身しながら恵の言葉に応える。その横では紅と登、正夫もそれぞれ変身していた。また次狼達も今変身した。
「行かせてもらう。先にな」
「行きましょう、名護さん、兄さん、正夫」
「わかった」
登もサガの鎧を身に着けたうえで述べる。
「行くぞ。先にな」
「うん、行こう」
四人はそれぞれライダーに変身するとすぐに一直線に敵の中を突っ切った。それぞれ剣にロッドを振り回しそのうえでネオファンガイアやレジェンドルガ達を切り倒しそのうえで突っ切った。そうして広間の奥にある入り口に辿り着くとすぐにその中に入ったのだった。
「よし、行ったぜあいつ等!」
「そうだね、今ね」
良太郎は剣を振るいながらモモタロスの言葉に頷いた。
「行ったね、渡君達」
「じゃあ俺達はよ。ここでクライマックスといくぜ」
言いながらいきなり剣を横薙ぎにして前から来たファンガイアを倒しガラスのように砕かせてしまった。
「こういう感じでな!」
「こういう感じって?」
しかしここで良太郎はモモタロスに対して問うのだった。
「そうなの?」
「そうなのって何がだよ」
モモタロスはまだ彼が何を言いたいのかわからなかった。
「クライマックスだろうがよ、俺はよ」
「そうじゃなくて。クライマックスだったら」
「ああ
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