第9話:勇者の計算外その2
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手紙を渡されるやいなや、某達はあいなーくを後としました。
ノノ・メイタperspective
僕達は、今度はジョナサン・ロックベルと言う運送会社社長の許に往く事になりましたが、その道中、何か異様な光景を発見してしまいました。
「どうしてだ!どうして上手くいかない!僕は勇者だぞ、お前らが崇めるべき英雄なんだ!どいつもこいつもぶち殺してやる!」
そう言いながら周囲の岩や木に殴る蹴るの暴行を加えていました……
……何……あれ?
いい歳した青年がする事なのだろうか?それとも、まだ感情が抑制出来ない歳だと言うのだろうか?
背中しか見えないけど。
同行者と思われる3人の女性もある程度距離を開けていた……
……まさかと思うけど、日常茶飯事?
「……御愁傷様です」
……行こう……
勇者セイン様の足元にも及ばない子供の様な人なのだろうから。
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