暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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次の日の朝、泉希ちゃんに断わって、1本早いバスで登校して、職員室に行くと、国守先生が寄って来て、小声で
「美術教室に行きなさい 紅林先生が待っている 僕もあとから行く」
教室に入ると先生は窓の外を見ていて、私に振り返りもしないで
「おはよう 見てみな 前はグラウンドの横の空地が雑草だらけで見苦しかった だけど、ひとりの生徒がきっかけで、今は ちゃんと整備されていて素晴らしいよ それに、女子生徒の活気のある声が聞こえてきて元気がもらえるって 昨日 校長が言っていた」
「・・・ あのー・・」
「すべての 始まりは みゅうみゅんからだよ そして、今は ついに7人か?」
「うん 美玖先輩・・・ 美玖が一緒にやりたいって!」
「そうか 昨日の職員会議は 始まった時は、色んな意見があったが 校長の一言でな あっけなく終わった。あのな 校長が言うには (何を君達は揉めているんだ? ひとつのボールのもとに集まった仲間達が、偶然、唇を切ったかも知れないが、それがもとでもっと結束を強めた。そして、今まで不登校気味だった生徒も登校する気にさせたんだよ 何に対しての処分が必要かねー? 怪我をさせた生徒も充分反省しているようだが 今まで、不登校の生徒に対して何にもできなかった学校側こそ大いに反省すべきじゃぁなのかね) と みんなも反論出来なくて、処分もなんも無しってことになったんだ」
「先生 ありがとうございます 色々とかばってくれたんでしょ?」
その時、国守先生が入って来て
「やぁ とりあえず ホームルームの時間は任せてきた 先生 昨日の会議のこと 話してくださったんですか?」
「えぇ 校長の熱弁までね」
「ふふっ 熱弁かぁー 僕も 校長があんな風に見ているなんて 思ってもみなかった。ここに水島さんを呼んだのは 他の先生に聞かれたら、悪口ぽく思われるかもしれないから・・・ 実は、川越先生の (あの生徒は完全に学校内で暴力をふるったんですよ 事情はともあれ これは、事実です それに、あの生徒は 入学式の時も男子生徒がまわりに居るのにスカートをパタパタさせて誘惑してるつもりですかね そして、階段なんかでも飛び降りたりしているってことも聞きますしね 朝でも、校門から校舎まで全力疾走ですよー 生徒がいっぱい居るのにー 誰かにぶつかったりしたら怪我しますよ あの空地のこともそうです 許可も無しに、勝手に草むしりを始めたかと思ったら走り回っていて とにかく 要注意人物です 何らかの処分が必要と思います) って意見から始まったんだ。水島さん・・よっぽど 睨まれてるぞ そのつもりでな」
「はぁー 見ようによっては 当たってますネ だって こんな長いスカート穿いたのって初めてで うっとおしかったんだもの 誘惑だなんて
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