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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
8-6-2
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からネ」

「うん あんなの初めてだったから でも、自分を見つめ直しました お寺に入ったみたいだった」

「ふふっ みゅんは 今まで通りで良いんじゃぁない? 仲間思いで 元気一杯で ウチも嬉しかったのよ 本気で向かってきてくれたから さくらもそう言っていた。だから、この仲間とやってみようと思ったの ありがとう みゅん」と、私の手を握ってきてくれていた。

 私は、今朝から ずーと こらえていた涙があふれてきて止まらなかった。そして、帰る時も

「明日 学校でね みゅんも元気で来てヨ」と、手を振ってくれていた。だから、車の中で泣きっぱなしだった。

 家に帰ると、じっちゃんが台所で目刺しを焼いていた。

「あっ じっちゃん みゅうみゅんが焼くよー」

「いいから 着替えてきなさい」と、不機嫌なのかなーと、思いながら着替えて下に降りて行くと、ばっちゃんが焼いていて

「実海ちやん これっ 持っていってー」と、それを持って行くと、もう じっちゃんの前には お銚子が用意されていた。私は、じっちゃんの前にひざまづいて

「じっちゃん 迷惑おかけして申し訳ございませんでした」と、頭を畳に付けていた。

「うむー 紳から 電話でだいだいのことは聞いている 別に 実海を咎める気は無い 実海のお母さんは、嫁に行くまで人前で涙は見せなかった もっと 強くなりなさい」と、言いながらも機嫌がいいわけでは無かった。

 そして、紳おじちゃんもビールを飲み始めて、ばっちゃんが湯豆腐の用意をしてくれてみんなで食べている時、ばっちゃんが美玖先輩の家に行った時のことも話していてくれた。

「うむぅー やっぱり 実海は聖女学院のほうが良かったのかなー あそこは品が違うからー」と、じっちゃんが呟いていると

「おやじ それは、違うと思いますよ 僕は、学校で待っている間に 去年 琵琶湖に一緒に行った道弘君に会ったんで 今回のこと みゅんみゅんのこと聞いたんだ みゅうみゅんは独りで黙々と草むしりから始めて、ボールを蹴っては追いかけて、いつの間にか仲間を増やしていったって言っていた みんな みゅうみゅんのひた向きさに魅かれたらしい 素晴らしいと思うよ 仲の良い友達がいたからなんだよ それは、みゅうみゅんが選んだ道だよ 僕は、さすが絢の娘だと思った こつこつと自分の信じた道を行く 今回のことでも 褒めてやりたいと思っているんだ 仲間のことを大切にしている結果だよ 怪我をさせた相手にもありがとうって言われたそうじゃぁないか」

「うむー 紳に言われると 残念だが納得させられるんだが わしゃー 絢に合わす顔がないよ 実海が生徒指導に呼ばれたなんて」

「別に、絢に言うほどのことじゃぁないと思うけど・・絢だって 事情がわかれば 実海を咎めないと思う
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