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魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第6章】なのはとフェイト、結婚後の一連の流れ。
 【第7節】背景設定6: 次元航路と次元世界の海図について。
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ら見ると、ジルガーロは「真東やや南寄りへ172ローデ」の地点に、また、サウティは「南南東やや東寄りへ192ローデ」の地点にあります。)

 そして、サウティからさらに「真西やや南寄りへ165ローデ」の地点には〈管76ルビオーネ〉があり、その上空(広大な「外湾」の中)には、新暦91年に〈第一支局〉が設置されました。
 ミッドからルビオーネは直線距離だと360ローデですが、実際にはゲルドラングとルビオーネの間に拡がる「南方ヴォイド」を、サウティ経由で迂回して行かなければならないので、航路上の距離だと「ミッド→ シガルディス→ ゲルドラング→ サウティ→ ルビオーネ」で、合計はほとんど「540ローデ」にもなります。
 ただし、一番目と三番目と四番目の航路はともに一等航路なので、魔導師であれば、次元航行船を使わざるを得ないのは二番目の航路(およそ80ローデ)だけです。
【つまり、転送ポートさえ利用できれば、実際の移動には、事実上「12時間」しか(たとえ低速船でも「16時間」しか)かかりません。】

 また、サウティから「ほぼ東南東へ122ローデ」の地点には、かつて栄華を極めた〈遺失世界ズムド〉があり、そこからさらに「ほぼ南西へ156ローデ」の地点には、『ほんの600年ほど前までは無人の世界だった』という〈管85ゼヴィーレ〉があります。


 ちなみに、次元航路の長さには明確な「下限」があり、理論上、「24ローデ」以下の航路は存在できません。世界と世界が近すぎると、或る種の「干渉」が起きてしまい、かえって航路の安定性を維持することができなくなってしまうのです。

【実際のところ、〈外4パドローナ〉が、〈無1アムネヴィア〉や〈外3シャグザード〉や〈管10ルーフェン〉に接続していないのも、また、〈外1キルバリス〉が、〈管2ガウラーデ〉や〈無2カルナージ〉に接続していないのも、これが理由です。
 なお、世界と世界との距離がこれほど近くなるのは、(現時点で確認されている限りでは)全く〈中央領域〉に特有の現象であり、〈辺境領域〉では大半の場合、最寄(もよ)りの世界でも軽く40ローデぐらいは離れています。】

 また、次元航路の長さの「上限」は、理論上は「400ローデ弱」ということになっていますが、現実には「全長が200ローデを超える航路」はほとんど存在していません。
 これは、現在では一般に『たった二つの世界から余剰魔力素が供給されているだけでは、全長が200ローデを超えるほどの長大な航路を維持することは極めて困難だから』であるものと考えられています。

【以上に述べた中では、地球とドルバザウムとパニドゥールとズムドとゼヴィーレの五世界だけが、ミッドから直線距離で400ローデ以上も離れた〈辺境領域〉に属しており、また、第一部の舞台となる「新世
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