【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第6章】なのはとフェイト、結婚後の一連の流れ。
【第7節】背景設定6: 次元航路と次元世界の海図について。
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すぐ脇に別の世界が存在している場合には、時として、その世界からその次元航路に向かって「ごく短い航路」が形成され、「三叉路」と言うか、「ごく短い分岐路のある航路」が出来上がることもあります。
なお、そうした「十字路」や「三叉路」は空間の安定性が微妙に損なわれるため、決して一等航路にはなりません。一等航路はすべて必ず「間違えようの無い一本道」なのです。
【ちなみに、諸世界が何故もっと立体的に分布していないのかは「謎」です。(笑)】
また、亜空間における距離の単位としては、管理局では伝統的に「ベルカ式の単位」が今も広く用いられており、当時の一般的な次元航行船の巡航速度(1モルド、もしくは1000ニィモルド)で、1刻かかる距離のことを「1ローデ」と言います。
1刻は、1日の120分の1のことなので、『丸1日も飛べば120ローデは進める』という計算になります。
しかし、技術の進歩により、「現行のBU式駆動炉による通常の巡航速度」は三分の四モルド(およそ1333ニィモルド)に達しているため、今では『丸1日で160ローデ進める』という状況になっています。
【現在では、この速度を「100%の速度」と呼んでいるので、『昔の船は、現在の「低速船」と同じように、普段は75%の速度で巡航していた』という計算になります。
誠にメンドくさい設定で申し訳ありませんが、『20ローデごとに、普通なら3時間、低速船なら4時間かかる』と御記憶いただければ幸いです。】
そして、既知の諸世界はすべて「ミッドを中心とする半径600ローデほどの円」の中におおよそ収まっています。
(円盤の厚みは、おおよそ50ローデほどです。……もっとも、本当の「中心」は、ミッドチルダではなく、アムネヴィアなのかも知れませんが。)
一方、旧暦の時代には、ミッドでは全部で100個ほどの世界しか知られていなかった訳ですが、それらの諸世界はおおむね「ミッドを中心とする半径200ローデの円」の中に収まっていました。この円の内側が、いわゆる〈中央領域〉です。
なお、大航海時代に「既知の世界が分布する領域の半径」はほぼ3倍に、つまり、その「広さ」はほぼ9倍にまで拡がったのに、「世界の数」それ自体はおよそ6倍にしか増えていません。
その理由は、ひとつには、「世界の分布」そのものが、〈中央領域〉の方が「やや」密になっているからですが、もうひとつには、〈中央領域〉の外側には「半径100ローデ前後の、次元航路が全く存在していない空白領域」が六つほど存在しているからです。
これを〈ヴォイド〉と言います。
もしかすると、〈ヴォイド〉の中にも〈世界〉は存在しているのかも知れませんが、航路がつながっていない以上、実際にその世界へ行くことは「事実上」できません。
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