暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第6章】なのはとフェイト、結婚後の一連の流れ。
 【第5節】新暦84年の出来事。
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に初戦で敗退する』という大変に残念な結末を迎えたのでした。】

 また、話は少し前後しますが、この年の8月には前述のとおり、シグナムたち四人の守護騎士に極秘で各々専用の「強化プログラム」がインストールされました。
 入念なシミュレーションで、副作用が無いことは確認されていたのですが……ヴィータだけは、そのプログラムとの「親和性」に若干の問題があったため、身体の側に変更を余儀なくされ、それ以降はずっと「大人の姿」を保持せざるを得ないようになります。
 そして、はやてはこの機会に、守護騎士たち四人の「騎士甲冑のデザイン」にも若干の変更を加えました。
(ヴィータの身長は、はやての158センチ、シグナムの179センチに対して、167センチぐらいを想定しています。)

 なお、〈本局〉技術部のマリエル技官によれば、『四人の「体の組成」は段々と人間の肉体に近づいており、本来の「プログラム集積体」からは、もうかけ離れたモノになりつつあるため、今回のように「プログラムを丸ごとインストールする」などという荒業(あらわざ)ができるのは、おそらく、これが最後の機会だろう』とのことです。
 そんな訳で、以後、ヴィータは「常に」大人の姿でいるようになり、髪も編み込むのを()めました。(←重要)


 また、9月には、ユーノ・スクライア教授(28歳)の著書『古代ベルカ通史の再構築』が出版され、これ以降は、彼の説がそのまま「歴史学会の通説」となりました。

【実のところ、「はじめに」の年表にも出て来た「第一戦乱期→ 第一中間期→ 第二戦乱期→ 第二中間期→ 第三戦乱期」といった用語は、ユーノの造語であり、この本が初出なのです。
 ただし、この時点では、さしものユーノも「第一戦乱期の始まり」を、現実よりもかなり早めに見積もってしまっていました。
(具体的には、現実より六十年ほど(さかのぼ)って、イクスヴェリアが「不老不死の冥王」となった直後から第一戦乱期が始まったものと想定してしまっていました。)
 結果として、これから長い間、第一戦乱期は(第二戦乱期と同様に)『百年以上も続いた』ものと、第三の時代は『丸ごと、第一戦乱期だった』ものと誤解され続けたのです。(←重要)】


 なお、10月には、ルーテシア(19歳)が万全の準備をした上で「捜査官試験」と「一般キャリア試験」を受け、それらに合格しました。
(将来に備えて、かつてのクイントやメガーヌと同様の「捜査官の資格」と「准尉の階級」とを取得しておいた、という形です。)



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