【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第6章】なのはとフェイト、結婚後の一連の流れ。
【第5節】新暦84年の出来事。
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「一般キャリア試験」に合格していたので)准尉に昇進し、ティアナはギンガとの約束どおりにメルドゥナを二人目の補佐官に迎えました。
さらに、同月には、ヴィクトーリア(22歳)も無事に執務官として独立し、エドガー(24歳)とコニィ(18歳)も正式に管理局員となりました。
ラウ・ルガラート執務官(37歳)にとっては、ヴィクトーリアは通算で「四人目の弟子」ということになります。
【彼女の『事件の現場にまで、執事のエドガーと侍女のコニィを「固有戦力」として同行させる』という「お嬢様スタイル」は、一部で物議を醸しましたが、彼女は同年の秋、この二人にも執務官補佐「第一種・乙類」の資格を取らせることで、この問題を抜本的に解決しました。】
また、その4月の中旬、ミカゲも八神家にほどよく馴染んで来た頃に、八神家一同は全員で高町家を訪れて「地球式に」カナタとツバサの満1歳の誕生日を祝い、なのはとフェイトとヴィヴィオもまた、はやての「提督就任」を改めてお祝いしました。
公式の「就任パーティー」の際には、とにかく参加人数が多すぎて、あまりゆっくりとはお話しできなかったのです。
その席で、なのはとフェイトは改めてアギトの無事回復を喜び、はやてもまた、なのはとフェイトとヴィヴィオたちに、ミカゲを正式に紹介しました。
ひと通りの挨拶が終わると、ミカゲはまずフェイトの目の前に立ち、両腕を大きく左右に拡げて、ニコニコ顔で「何か」を待ち構えます。
フェイトは思わず念話で、はやてに訊きました。
《ええっと……はやて。これって、何?》
《ああ。ゴメンな、フェイトちゃん。その子は、ちょぉ甘えん坊さんなんよ。その子がそういうポーズを取ったら、優しくハグしてあげたってや。》
《ああ。そういう意味なのね。》
フェイトは膝をついて、小さなミカゲをそっと抱きしめてあげました。
すると、ミカゲも大喜びでフェイトに抱きつき、フェイトの胸の谷間に顔をうずめて、そのままぐりぐりと顔を押しつけて来ます。
ちなみに、フェイトは妊娠と授乳を経てますます立派な胸になっていました。
(えっ! ちょっ、ちょっと……。)
フェイトも、これには思わず赤面します。
「ミカゲ。そういうのは、ほどほどにしておかねえと相手に嫌われるぞ」
ヴィータ(大人の姿)にたしなめられると、ミカゲは慌ててフェイトの胸から顔を離しました。早くも幼子のような涙目をして、フェイトの顔を見上げます。
「フェイトさんは、ミカゲのこと、嫌いになっちゃうデスか?(うるうる)」
「いや。あの……ほどほどにしてくれれば、嫌ったりはしないから……ね」
フェイトの口調はいささか困惑気味でしたが、それでも、ミカゲはまた唐突に満面の笑顔に戻ってこう言いました。
「フェイトさん
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