【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第6章】なのはとフェイト、結婚後の一連の流れ。
【第2節】新暦82年の出来事。(後編)
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〉の方は……随分と後になってから解ったことなのですが、かなり正確に予見されていました。
ただ、予言詩の解釈が難しく、特に『正確な場所や時期の特定』が全くできなかったので、当方が冥王陛下を保護して直接に話を聞き、さらに後日、事件の報告書を目にしてから、初めて『これのことだったのか』と解ったのです」
そこで、シャッハは今さらではありましたが、はやてに一個の詩文を見せます。
『血塗られた大地で、名も無き墓掘りが「眠れる屍」を掘り起こした。
目覚めた屍は、主君の姿を求めて彷徨うが、
たとえ主君が「水底の褥」で目を覚ましても、
炎の中で、旧き忠誠は拒まれ、燃え落ちることになるだろう』
「ああ。これは確かに、済んだ後で読めば、あの事件のことやとすぐに解るけど……この詩を読んで、あの事件を前もって予想しろというのは、ちょぉ無理な話やろうなあ」
「ですから、今後も『重大な事件を全く予見できない可能性』は考慮しておくべきだと思います」
シャッハはそう言って、話を締めくくったのでした。
(そして、実際に、新暦86年、カリムたちの側では、あの「ディファイラー事件」を予見することは全くできなかったのです。)
【私は、自分なりに「Forceのシリーズに聖王教会本部が全く登場しなかった理由」というものを真面目に考えてみた結果、こういう設定になりました。】
そして、この年の11月には、新暦54年に28歳で殉職したクライド・ハラオウン艦長が、28回忌で「祀り上げ」になりました。
リンディ(55歳)も、ニドルスの10回忌以来、三年ぶりでミッドを訪れます。クロノ(31歳)やリゼル(43歳)も同席し、互いに久々の顔合わせとなりました。
今回も主催は次元航行部隊でしたが、やはり比較的「こじんまり」とした式になりました。
【なお、クレスト(クライドの父親、35年に37歳で死去)の祀り上げは65年に、やはり次元航行部隊の主催で行なわれました。
また、マリッサ(クレストの妹でニドルスの妻、40年に28歳で死去)の祀り上げは68年に、ルシア(クライドの母親、43年に40歳で死去)の祀り上げは73年に、それぞれリンディやクロノやリゼルらによって個人的に行なわれました。】
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