【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第6章】なのはとフェイト、結婚後の一連の流れ。
【第2節】新暦82年の出来事。(後編)
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、昨年の成績(都市本戦6位)によってシード選手となっていましたが、やはり、同門のミウラ(15歳)に敗れました。
(この頃のミウラは、もう「大人モード」への変身など全く必要の無い体格に成長しています。)
ヴィヴィオは「2年連続ベスト8」とはならず、代わって、リオが念願のベスト8に進出しました。アインハルトとミウラも、当然のごとく勝ち上がり、『同じジムから三人もの選手が3回戦に進出した』という形になります。
メディアには、『ナカジマジムの全盛期、到来か?』などという見出しの記事が掲載されたりもしました。
【なお、3回戦の描写は省略しますが、リオはテラニスに判定負けを喫してしまいました。】
そして、最終日。まず午前中には、準決勝戦が行なわれます。
テラニスとグラスロウの「19歳対決」は実力伯仲の結果(?)今ひとつパッとしない展開になりましたが、最後はテラニスが「力押し」で勝利を収めました。
一方、アインハルトとミウラの「15歳対決」は、再び熱戦になります。
80年の5位決定戦以来、公式試合としては「2年ぶりで二回目」の対戦でしたが、この戦いは、実に際どいところで、アインハルトが制しました。
そして、午後には3位決定戦と決勝戦が行われた結果、今年の「ミッド中央」都市本戦は、優勝がアインハルト、準優勝がテラニス、3位がミウラ、4位がグラスロウ、5位がリオ(以下、略)という結果になりました。
翌11月になると、アインハルトは都市選抜にも勝って順当に「ミッドチルダ・チャンピオン」となりましたが、12月に〈カロエスマール〉で開催された世界代表戦の準決勝戦では「リベルタの英雄」サラ・フォリスカル(19歳)に今ひとつのところで気迫負けしてしまいました。
サラは、首都メラノスの出身で、昨年の「エクリプス事件、最終戦」の被災者でもありました。そして、彼女は故郷の「打ちひしがれた人々」の期待を一身に背負って、この世界代表戦に臨んでいたのです。
サラは決勝戦でも現地デヴォルザムの代表に勝利し、「2年ぶり、2回目」の優勝を飾って選手を引退しました。
【後に、彼女はリベルタの政界に進出することになるのですが、その話は、また「第一部」で少しだけ触れます。】
なお、ミッドでは、テラニスとグラスロウも19歳なので、この年を最後に、IMCSの選手を引退しました。
テラニスは、父親が主催するプロ団体「テミストス興行」に入社し、グラスロウは、そのまま地元の道場で師範代になります。
また、話は少しだけ遡って、都市本戦の終了後。10月のうちに、ミッドでは、〈三元老〉の5回忌が営まれました。
これに出席した後、はやては聖王教会本部に招かれて、カリムらと密談をしましたが、今回
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