【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第6章】なのはとフェイト、結婚後の一連の流れ。
【第2節】新暦82年の出来事。(後編)
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それ自体としても全く活動していない』という状態を、「地中に埋められた植物の種子」に喩えるので、この仮説は「シード仮説」と呼ばれています。
この仮説では、比喩として、リンカーコアに「種子→ 出芽→ 成長→ 開花」の四段階を想定します。魔法文化のある世界では、平均して50人に1人ぐらいは、種子が「出芽」します。つまり、リンカーコアが『外部からその存在を観測することもできるし、それ自体としても「多少は」活動している』という状態になります。
また、出芽した者たちのうち、平均して20人に1人ぐらいは、それがさらに大きく「成長」します。つまり、魔導師が務まるほどの魔力の持ち主となるのです。
さらに、「開花」は、「伝説に語られるような、超越的な魔力の持ち主」を想定した用語ですが、実際には、これはまだ一人も「客観的な確認」はされていません。
『この「仮説」を「理論」と呼べる水準にまで高めることが、私の目標なのです』
若き日のグラスト・ブラーニィは、嬉々としてそう語ったのでした。
また、それと同じ頃(82年7月下旬)に、はやての勧誘によって、ブラウロニアたち一行が〈外9コリンティア〉からミッドに帰化して、管理局員となりました。
【この「ブラウロニア」については、「キャラ設定6」を御参照ください。】
そして、また同じ頃、ファトラの長期休暇が終わるとともに、IMCS第30回大会の地区予選が始まりました。
アインハルト(15歳)は今回、今までになく気力が充実しています。
思えば、三年前に初めて出場した時には、アインハルトはまだ「心技体」ともに全くの未熟者でした。体力はデバイスに頼り切りで、技量もいまだ拙く、心は「クラウスの記憶」に引きずられて頑なになってしまっていました。
その小さく凝り固まっていた心を力ずくで叩き直してくれたのが、ヴィヴィオだったのです。
【この件については、Vividのコミックス第12巻を御参照ください。】
また、一昨年にはジークリンデがDSAAから「永久除名処分」を受けるという事件があり、昨年にも『ヴィヴィオの両親が揃って重傷を負い、入院する』などという事件があって、アインハルトも都市本戦ではなかなか「平常心」を保つことができませんでしたが、今年はそうした事件も特にありませんでした。
ファトラ執務官からはさんざん乳房を揉まれてしまいましたが、ただ単に揉まれるだけなら、まあ、別に減るものでもありません。
【八神司令の揉み方よりも、もう少しねっとりとした「ガチめ」の揉み方だったので、体積としては、むしろ微妙に増えてしまったぐらいです。(笑)】
ファトラの許で空戦の基礎訓練をしたのは、わずか三か月あまり、実質16週のことでしか
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