【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第6章】なのはとフェイト、結婚後の一連の流れ。
【第1節】新暦82年の出来事。(前編)
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、さすがに心苦しく思い、『本当に何か対価を支払う必要は無いのですか?』と問うたのですが、すると、ファトラは「実に、にこやかな口調」でこう答えました。
「そこまで仰るのなら、いずれ体で支払ってもらうことにしましょう」
その時点では、アインハルトも『何か、牧場の方で肉体労働でも手伝わされるのかな?』ぐらいのことしか思いつかず……よもや自分が乳房を揉まれる事態になろうとは、まだ夢想だにしていなかったのでした。(笑)
ここで、また話は戻りますが、メガーヌは「なのはとフェイトの結婚式」の直前に〈本局〉から連絡を受けていました。
『緊急の要件ではないが、先日、「ゼスト隊の生き残り」の二人目が15年の昏睡から目を覚ましたので、元上官として、また近いうちに医療部に来て、会って話を聞いたりしてやってほしい』と言うのです。
そこで、メガーヌは、なのはとフェイトの結婚式と披露宴の後、『八神司令と少し話がある』と言う娘たちをミッドに残したまま、次元航行船で独り〈本局〉に向かいました。
(メガーヌ自身はすでにリンカーコアが壊れているので、転送ポートはもう使えないのです。)
そして、「かつての部下」といろいろな話をしましたが、結局は、彼も一人目と同様、リンカーコアが損壊して、もう魔法は使えなくなっていたので、(そして、両親がまだミッド地上で普通に生きていたので)管理局を退役して、リハビリが終わったら実家に戻ることになりました。
男性の場合は『長期の昏睡で精巣が機能不全に陥る』という話もあるので、この男性も『今から結婚して、親に孫の顔を見せる』というのはちょっと難しいのかも知れませんが、それでも、なるべく親孝行はしてほしいものだ。メガーヌはそう思いました。
メガーヌの両親は、彼女が昏睡している間に殺害されており、メガーヌ自身には、もう親孝行の機会が無かったからです。
その後、メガーヌは一旦、またミッドに戻り、今度は、はやてや娘たちと内緒の話をしました。ルーテシアとファビアの「今後の運用」についての話です。
思えば、ルーテシアも、今年で17歳。法律の上でも、もう立派な「成人」となっていました。
メガーヌにとっては、いろいろと感慨深いものがありましたが、ルーテシアももう小児ではありません。いくら実の親でも、もうあまり子供の人生に干渉などするべきではないのでしょう。
メガーヌは、はやてと娘たちの要望をそのままに受け容れて、二人の将来をはやての手に委ねたのでした。
さて、4月の中旬には「半年間の謹慎処分」も解け、八神はやて(26歳)は、所属を〈本局〉の「次元航行部隊」に移して、また職務に復帰した訳ですが……最初の仕事は、『同様の処分を受けていた八神家のメンバーととも
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