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魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第6章】なのはとフェイト、結婚後の一連の流れ。
 【第1節】新暦82年の出来事。(前編)
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 その一方で、ヴィクトーリア(20歳)は、同82年の4月に、やや不本意ながらも叔父ダミアンの少将への昇進と同時に、まずは空士訓練校に入りました。
(なお、「諸般の事情」により、エドガーとコニィが彼女の「固有戦力」という立場で正式に入局するのは二年後、84年の4月のこととなります。)

【そして、ヴィクトーリアは空士訓練校を「半年の短期プログラム」で卒業した後、その年の秋には、執務官の「第一種・甲類」補佐官試験に合格し、翌83年の春からは一年間、実際に「炎の英雄」ラウ・ルガラート執務官(当時、36歳)の許で現場担当補佐官を務め、相当に鍛え上げられることになります。】


 また、この年の4月には、「小柄で童顔の」クヴァルゼ・ムルダンも、15歳で地元パドマーレの陸士訓練校に入りました。

【その後、彼女もハリーと同様に、IMCS上位入賞の実力を評価されて、「半年の短期プログラム」で陸士訓練校を卒業した後、いろいろあって一旦は故郷を離れました。
 そして、彼女は同82年の秋には、まず三等陸士として首都圏の陸士104部隊に配属され、一年半ほど「デュマウザ捜査官」の直属の部下として経験を積んだ後、84年の4月からは(産休に入ったデュマウザの後を引き継ぐかのように)捜査官となりました。
 しかし、翌85年の春には、またいろいろあって故郷のパドマーレに異動となります。
(なお、デュマウザに関しては、「キャラ設定7」を御参照ください。)】


 さて、アルト・クラエッタは、機動六課の解散後、ミッド地上本部を経て陸士108部隊に転属していましたが、この年の4月には、ヘリパイロットとしての優秀さを認められ、23歳で陸曹に昇進し、同時に、フォルガネア地方の陸士147部隊に転属となりました。

【そして、翌83年の7月には、彼女は24歳で、同じ職場の三歳年上の「先輩」ボーレン・ブラッソネア三等陸尉と結婚し、84年の8月と88年の10月には、それぞれ男の子を出産することになります。
 なお、ルキノ・リリエは、80年の3月に21歳でグリフィス・ロウランと結婚していましたが、その(のち)、83年の2月には男子を、87年の5月には女子を出産しました。
 このアルトとルキノも「第二部」でチラッと「二児の母」として登場する予定ですので、どうぞお忘れなく。】


 なお、この4月には、アインハルトとミウラ(15歳)は、それぞれ高等科に進学し、ヴィヴィオやコロナやリオやアンナ(13歳)は、それぞれ中等科の2年生に進級しました。


 一方、なのはとフェイト(26歳)は丹念な治療とリハビリの結果、この年の4月上旬に、ようやく「肉体的には」完全に回復しました。
 そこで、二人はすぐに退院し、入院中に話し合っていたとおり、4月の中旬には多くの
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