第三部 1979年
曙計画の結末
美人の計
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専務は、京都郊外に住む自分の妾と娘の話をし始めた。
いつものごとく、大伴は顔色を変えずに酒杯をすすめた。
淡々と専務が話しているとき、大空寺の気はそぞろだった。
あまりにも自分と大伴が考えた計画と同じだったからである。
これで計画を断ったら……
秘密を城内省に持って行って、ぶちまけられるだろう。
江戸商人というのは、東京の人間というのは、油断ならぬ存在である。
大空寺の背筋には、冷たいものが走るように感じ始めた瞬間であった。
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