第七十八話 教会長さんその十四
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「これがね」
「そうなんですね」
「ええ、それで前の大教会長さんのこともね」
「お会いしたことはないですか」
「けれどお話は聞いてるわ」
そうだというのです。
「何かとね」
「前の大教会長さんなんか色々ありますね」
「あの人は月並祭の神殿講話でも出られるわね」
「それでお話凄い上手なんですよね」
もう驚く位にです。
「流暢でわかりやすくて」
「そうなのよね」
「奥華でもです」
その中の集まりでもです。
「物凄くです」
「お話がお上手でね」
「私もよく聞かせてもらって」
そうしてです。
「お手本の一つにさせてもらってます」
「教会長さんになるとお話も大事だからね」
「はい、それぞれのお家のおつとめの後で」
信者さんのお家の場合も多いです、それぞれのお家にお邪魔してそのうえでおつとめをさせてもらうのです。
「それで、です」
「その後でね」
「はい、結婚しましたら」
「その人がお話するけれど」
「私もです」
奥さんとしてもです。
「やっぱり」
「お話しないといけないからね」
「今から勉強しています」
「いいことね、じゃあ今からね」
「あっ、祖霊殿ですね」
「参拝しましょう」
教祖殿から少し歩くとそちらです、今度はそちらに入ってです。
私達は参拝しました、その後でまた渡り廊下を歩きますが先輩はそこでまた私にお顔を向けて言われました。
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